日本武道館から1キロほど離れた東京・千代田区の公園には、27日午前11時前から、市民グループの呼びかけでおよそ300人が集まりました。
会場では、登壇した人たちが「安倍政権がやってきた政策は少数派を切り捨てていて、認められない。国葬はおかしいという声を上げ続けよう」などと述べ、国民の意見が分かれる中で「国葬」が実施されることを批判しました。
参加した20代の男子大学生は「国葬をこのまま行うことに疑問を感じ、反対の意思を示したくて初めてデモに参加しました。世論調査では反対が過半数を超えていて国民の分断が続いていると思います」と話していました。
また60代の女性は「法的根拠があいまいなまま国葬を強行することは認められないと思います。生活が苦しい人がたくさんいる中で税金を投入しないでほしい」と話していました。
市民グループは、安倍元総理大臣の「国葬」が行われる日本武道館の近くまでデモ行進を行うことにしています。
27日はほかにも複数の反対デモや集会が予定されています。