JLPT N1 – Reading Exercise 55

#282

以下は、劇を作ることを仕事にしている人が書いた文章である。

僕は「変な人」です。そうでなければ、こんな仕事はしてません。そして僕は「普通の人」です。だからこそこの仕事が成立しています。「特別なもの」を生み出そうとするとき、それがどんなふうに特別なのかを「普通」という視点から見極める必要があります。「特別」と「普通」、定規を何度も持ち替えるのです。そのために自分の中の普通さを死守するのです。

(小林賢太郎『僕がコントや演劇のために考えていること』による)

Try It Out!
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この文章で筆者が述べていることは何か。
1. 「普通」という視点がないと、「特別なもの」は作れない。
2. 「普通の人」が普通のものを作ると、「特別なもの」になる。
3. 「変な人」が普通のものを作ると、「特別なもの」になる。
4. 「変な人」の視点でしか、「特別なもの」は作れない。