JLPT N2 – Reading Exercise 78

#211



仕事で成果を出すにはノートの活用がお勧めです。ノートにはスケジュール管理や収集した情報の記録だけでなく、日々の仕事に関する気づきや考えをいつでもどこでも書くことが可能だからです。毎日仕事で忙しいときちんと記録することが面倒になりがちですが、メモのように書くことなら気楽にできます。また、ノートに書いておけば、自分の考えを後から見直すこともできます。

では、どのように書いたらいいのでしょうか。テーマ別に分類したり、整理して書こうとすると負担となり続けられないので、日付の順で構いません。仕事に関することは何でも一冊のノートに書き込んでいくのがいいでしょう。



ノートとは新しい情報を記録するためのものだ。必死にノートに書いて覚えたという学生時代の記憶からか、そんな思い込みがあるかもしれない。

しかしノートの利用法はそれだけではない。ノートをうまく利用すれば、自身の考えを改めて検討することができる。仕事では、新しいアイデアを提示したり、困難な課題を解決したりする能力が求められる。そのような力を養うために、ノートには情報を記録するだけでなく、自身の気づきや考えを書いて整理するという方法が有効だ。情報のメモと考えはノートを別にするのがよいだろう。そうすることで集めた情報の中におぼれず、どう考えるかを自身に問いかける姿勢が身についていく。

Vocabulary (30)
Try It Out!
1
ノートに書く利点について、AとBの考え方で共通していることは何か。
1. 自分の考えを後から振り返ることができること
2. 時間や場所を問わず気軽に書けること
3. 新しいアイデアを見つけ出せること
4. 情報をうまく整理できること
2
ノートの書き方について、AとBはどのように述べているか。
1. AもBも、気づいたことをどんどん書いていくといいと述べている。
2. AもBも、情報と自身の考えを整理しながら書くといいと述べている。
3. Aはテーマ別に一冊のノートに書くといいと述べ、Bは情報を何冊かのノートに分けて書くといいと述べている。
4. Aは何でも一冊のノートに書くといいと述べ、Bは情報と自身の考えはノートを分けて書くといいと述べている。