翻訳: Hiroko Kawano 校正: Eriko T
翻訳: Hiroko Kawano 校正: Eriko T
みなさん こんにちは
熊本県知事の蒲島です
本当は 安田講堂でみなさんに お会いしたかったんですけど
今 熊本は震災対応で大変なんです
そこで 熊本から喋らせていただきます
今日はみなさんに 二つのことをお話したいと思います
一つは 私の人生から得られた経験で
「逆境の中にこそ夢がある」 これが第1
第2番目は 私が知事になって 政治について感じたこと
「政治とは何か?」
この二つについて お話ししたいと思います
私が生まれたのは 1947年です
稲田村という小さな村の 農家の生まれです
そして 9人兄弟の7番目で とても家が貧乏だったものですから
高校まで 家計を助けるために 新聞配達をしました
米のご飯を食べられたのは なんと 年に2回ほどなんです
そういう所で育って また高校にも — 地方の高校に行きましたけれども
私は220番中の200番台で卒業しました
ほとんど ビリで卒業したんです
私には3つの大きな夢がありました
1つの夢が 阿蘇で牧場を開くことです
2番目の夢が 私が将来は 政治家になりたいという夢です
3番目の夢が 小説家になりたいという夢がありました
高校を卒業して 稲田村農協に勤めました
しかし 二十歳のときに どうしても将来は牧場を開きたいということで
アメリカに農業青年を送る 派米農業研修生のプログラムに応募しました
そして21歳のときに農業研修生として アメリカに2年間渡ったんです
農業はとても大変だったんです
でも 1つだけ良かったのは ネブラスカ大学という所で
学科研修が3ヶ月間だけありました
そのときに初めて勉強して
「なんと 学問は 農業と比べると楽だろう」 と思って
またアメリカに戻りたくなりました
24歳のときに アメリカに戻って ネブラスカ大学に留学しました
私が入学したのは 大学の農学部の繁殖生理学というところです
そこで私が研究したのは ブタの精子の保存方法の研究です
28歳のときに卒業するときに
私の指導教授が 「大学に残らないか?」 と言ってくれました
大学に残るということは 一生勉強することですから
一生勉強するんだったら 本当にやりたいことが勉強したい
ということで 「何をやりたいか?」と考えたら
「昔 夢見た 政治を勉強したい 」 と思うようになったんです
「政治を勉強するんだったら ハーバード大学だ」ということで
ハーバード大学の大学院に入りました
32歳のときに博士号を取って そして日本に帰り
つくば大学で17年間 東京大学法学部で11年間 勤めた後
2008年に熊本県知事の選挙に出ました
今は熊本県知事として 仕事をしています
そして 県知事として感じたことは 「政治とは何か?」ということです
政治には3つの側面があります
1つの側面は 「決断すること」
2番目が 「目標を達成すること」
3番目が さまざまな場面に どのように対応するかという
「対応の政治」です
まず第1の「決断の政治」
私が2008年の9月の11日に 川辺川ダムを作らないという決断をしました
これは日本で初めて
川辺川ダムのような 大工事が中止された事は 多分日本の歴史では無かったでしょう
そのためには ですね
精神の自由が必要です
さまざまなプレッシャーがかかります
でも 精神の自由を以って
この川辺川ダムの 白紙撤回を表明しました
2番目の「目標の政治」 これについては
熊本県民の私が目標としているのは
「幸福量の最大化」です
熊本県民が幸福になることを 私は常に願いながら 知事をやっています
この幸福量に4つの大きな要因があります
1つは経済的な要因
2番目にプライド
3番目が安心安全のセキュリティ、Sですね
4番目がホープ、夢です
例えば この目標を達成するために 熊本県民を幸せにするために
出した政策の1つが くまモンの政策です
くまモンはなんと —
この経済効果は抜群であります
例えば 平成23年の くまモン関連の売り上げが25億円
そして 平成27年の くまモン関連の売り上げが
1千億を超えて 1千7億円になりました
だから くまモンは熊本県に 多大な経済的な寄与をしています
そして2番目の「プライド」も くまモンがいることによって
熊本県民はとても誇りに思っています
3番目の「安心、安全」
これについては1つ
これはあの 「おしゃべりくまモン」なんです
この「おしゃべりくまモン」を 老人介護施設に配っています
そして そこに入所されているお年寄りの方は くまモンと話すことによって
とても喜びを感じています
「くまモン」
「くまモン元気ですか?」
(くまモン)くまモン 元気ですか?
「くまモンは …」
(くまモン)くまモンは…
くまモンは電池がある限り ずっとしゃべり続けます
(くまモン)ずっとしゃべり続けます
お年寄りはくまモンとしゃべることを とても喜んでいます
(くまモン)お年寄りは くまモンとしゃべることをとても喜んでいます
「くまモン 今日は東京から みんな聞いているよ」
(くまモン)くまモン 今日は 東京からみんな聞いているよ
このような働きもしています
(くまモン)このような働きもしています
はいありがとう
(くまモン)はいありがとう
そして最後4が「夢」です
くまモンは熊本県民に 多くの夢を与えてくれています
そういう意味では くまモンは普通の政策ではないけれども
熊本県民を幸せにするという そういう意味での
立派な政策ではないでしょうか?
私は県庁の職員の方々に 第2のくまモンを探そうと言っています
それはくまモンを作るのではなくて
くまモンのように 政策が経済的な効果がある
くまモンのように 人々が誇りに思えるような政策を作る
そして3番目に 安心安全に貢献するような政策
4番目が 夢につながるような政策を 作って欲しい ということで
それが「目標の政治」の1つであります
3番目 「対応の政治」
これは 政治をやっていると 何が起こるか分かりません
今年の4月の14日に なんと 阪神大震災と同じくらい —
震度7の地震が熊本県に来ました
そして 28時間後 これは4月の16日に
その1回目よりも大きい 震度7以上の地震が熊本を襲ったんです
熊本の人口の約10%という
18万人の方が 避難所に逃げてきました
この方々に避難所を用意し 食料を用意し 水を用意し
そしてだんだんだんだん さまざまな形で
その方々に住宅を用意すると そういうことが必要になってきています
この震災に対応するために
我々は3つの原則で進んでいます
1つは被害に遭われた方々の痛みを最小化する
そのために 木造で仮設住宅を作ったり
仮設住宅の真ん中に集会所を作ったりして
痛みを最小化しています
2番目は 単なる元に戻すだけじゃなくて 創造的な復興をしよう と
これが 2番目の目標です
3番目の目標が この—
復旧復興を 熊本の更なる発展につなげようと
これは私の最初のメッセージである —
「逆境の中にこそ夢がある」 から来ています
今 熊本はとても逆境にあります
しかしこれを乗り越えて 創造的な復興をすること —
これを乗り越えて更に熊本が発展すること —
これによって 今まで以上に
熊本県民の幸せ度は 高まるんじゃないかなと思っています
みなさんにお願いがあります
今 スクリーンに映っているように 熊本城がとても傷んでいます
ぜひボランティアと ボランティアになったつもりで
熊本に旅行に来ていただき
そしてこの熊本の今の姿を見ていただき
そして10年後はどうなっているか? というのをみなさんの目で確かめて欲しい
10年後にはこの傷んだ熊本城が きっときれいに再生していると思っています
それこそ 「逆境の中にこそ夢がある」 これを政策で実現することであります
どうぞ熊本に旅行に来ることが ボランティアだと思って
旅行ボランティアをやってください
よろしくお願いします
ありがとうございます
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