皇位継承権を持つ男子の誕生は秋篠宮さま以来41年ぶりで、紀子さまと退院される際には誕生を祝おうと沿道に大勢の人が集まりました。
悠仁というお名前は「ゆったりとした気持で長く久しく人生を歩んでいくこと」を願ってつけられました。
年の離れた姉の小室眞子さんや佳子さまにかわいがられて過ごし、昆虫の採集や観察が大好きで、幼いころから生き物に強い関心を持たれていました。
平成22年、悠仁さまは東京 文京区のお茶の水女子大学附属幼稚園に入園されます。
秋篠宮ご夫妻は、早い時期から同世代の子どもたちと交流する機会を増やすことが大切だという考えから、2年教育の学習院幼稚園ではなく3年教育の幼稚園を選ばれたということです。
翌年の平成23年には5歳を迎え、健やかな成長を願って行われる、皇室の儀式「着袴の儀」に臨まれました。
小学校は、戦後の皇族で初めて学習院初等科ではなく、お茶の水女子大学附属小学校に進まれました。
4年生の時には、秋篠宮ご夫妻とともに長崎市の平和公園を訪ね、原爆資料館では被爆者から体験を聞かれました。
また、6年生の運動会では、同級生たちと直径1メートルほどの玉を転がす競技に出場し、コーナーを曲がる際、勢い余って目印のコーンに接触される場面もありました。
平成31年4月、お茶の水女子大学附属中学校に進学し、入学式で、新入生を代表して「それぞれが持っている力を大事に伸ばし、可能性や視野を広げていきたい」と宣誓されました。
翌5月には、天皇陛下の即位に伴い、皇位継承順位が皇嗣の秋篠宮さまに次ぐ第2位となられました。
中学1年生の夏休みには初めての海外経験として秋篠宮ご夫妻とブータンを旅行し、国王夫妻を表敬訪問したほか、現地の子どもたちと交流されました。
また、ご夫妻とともに、記者の仕事を体験する「豆記者」として東京を訪れた沖縄の小中学生たちと懇談したり、中学生が参加する「少年の主張全国大会」に佳子さまと出席したりするなど公的な活動に加わられる機会もありました。