東京 渋谷区の
病院に
大けがをした
男性が
運び込まれて
その後死亡し、
飲食店従業員が
暴行の
疑いで
逮捕された
事件で、
男性がコンビニエンスストアで
声をかけられたあと
殴られる
様子が
防犯カメラに
写っていたことが
分かりました。
警視庁は、面識がない容疑者が一方的に暴行した疑いがあるとみて調べています。
今月18日、東京 渋谷区の病院に全身にけがをした男性が車で運ばれてきてまもなく死亡し、警視庁は病院から立ち去った飲食店従業員の村田圭司(32)容疑者を暴行の疑いで逮捕しました。
警視庁によりますと、死亡したのは東京 北区の田中寿和さん(50)と確認され、頭などに多数の殴られた痕があったということです。
田中さんは東京 新橋のコンビニエンスストアで最初に暴行を受けたことが分かっていますが、防犯カメラの映像にはコンビニのトイレを出たあと、店内で村田容疑者に声を掛けられ、殴られる様子が写っていたことが警視庁への取材で分かりました。
さらにその後、容疑者が勤務するガールズバーに連れて行かれて暴行を受けたとみられています。
2人は面識がないということで、警視庁は容疑者が一方的に暴行した疑いがあるとみて当時の状況をさらに調べています。
警視庁によりますと「トラブルになったが、酒に酔っていたので原因は分からない」などと供述しているということです。
被害者を知る男性「正義感が強く世話好きなタイプ」
亡くなった田中さんと同じ都内のシェアハウスに住んでいたという男性は、「私が仕事から帰ってくると部屋から出てきて、よく話しかけてくれました。正義感が強く世話好きなタイプで、外国から来た住民に日本での生活について教えてあげることもありました。誰かの恨みを買ったり、自分からけんかをしたりするような人ではありません」と話していました。