18
年前、
兵庫県加古川市で
小学生の
女の子を
刃物で
刺して
殺害した
などとして
逮捕された46
歳の
容疑者が、
逮捕前の
任意の
事情聴取に対し「
刃物は
海に
捨てた」と
話していたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警察は
容疑者の
話に
基づき、11
日、
兵庫県内の
海で
刃物の
捜索を
行いました。
勝田州彦容疑者(46)は、2006年に兵庫県たつの市で小学4年だった女の子を刃物で刺して大けがをさせたとして去年11月、殺人未遂の疑いで逮捕され、その後、2007年にも加古川市で小学2年だった女の子を刃物で刺して殺害したとして殺人の疑いで再逮捕されました。
警察は別の事件で刑務所に服役していた容疑者から、逮捕前に任意で事情を聴いていましたが、この中で2つの事件について「刃物は兵庫県内の海に捨てた」と話していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察は容疑者の当時の話に基づき、11日午後、姫路市の海で刃物の捜索を行いました。
この付近にはたつの市の事件で使われた刃物が捨てられた可能性があるということで、現場では磁気探査機を持ったダイバーが海に潜り、海中から船に引きあげたものを捜査員が確認するなどしていました。
一方、加古川市の事件で使われた刃物は別の場所に捨てられたとみられ、今後、あわせて捜索を行うということです。
2つの事件は目撃情報や物証が乏しく、時間も経過していることから、警察は慎重に捜査を進めています。
警察によりますと、容疑者は逮捕後の調べに対し、たつの市の事件については容疑を一部否認し、加古川市の事件については黙秘しているということです。