気象庁は1週間ほどは同じ程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、茨城県北部を震源とした地震が19日の午前0時48分と午前0時50分に立て続けに発生しました。
このうち、2回目の午前0時50分に起きた地震では茨城県日立市で震度5弱の揺れを観測したほか、震度4の揺れを茨城県高萩市を観測しました。
また、震度3の揺れを福島県の白河市や玉川村、古殿町、茨城県の常陸太田市や北茨城市、笠間市、ひたちなか市、常陸大宮市、東海村、大子町、栃木県の芳賀町、埼玉県の加須市で観測しました。
このほか震度2や1の揺れを関東や東北、新潟県の広い範囲で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源の深さは8キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定されています。
また、2分前の午前0時48分にはほぼ同じ場所を震源として地震が起き、最大で震度4の揺れを茨城県の日立市と高萩市で観測しています。
この地震の震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定されています。
気象庁によりますと、茨城県北部はもともと地震活動が活発な地域だということで、揺れの強かった地域では落石やがけ崩れなどが起きやすくなっている可能性があるとしています。
また、地震発生から1週間ほどは最大で震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、茨城県北部を震源とした地震が19日の午前0時48分と午前0時50分に立て続けに発生しました。
このうち、2回目の午前0時50分に起きた地震では、茨城県日立市で震度5弱の揺れを観測したほか震度4の揺れを茨城県高萩市を観測しました。
また、震度3の揺れを福島県の白河市や玉川村、古殿町、茨城県の常陸太田市や北茨城市、笠間市、ひたちなか市、常陸大宮市、東海村、大子町、栃木県の芳賀町、▽埼玉県の加須市で観測しました。
このほか震度2や1の揺れを関東や東北、新潟県の広い範囲で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源の深さは8キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定されています。
また、2分前の午前0時48分に起きた地震でも、最大で震度4の揺れを茨城県の日立市と高萩市で観測しています。
この地震の震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定されています。
茨城県警 けが人や被害の情報 確認されず
茨城県警察本部によりますと、午前1時10分現在、今回の地震によるけが人や被害といった情報は確認されていないということです。
日立市職員「数秒ぐらい横揺れ続く」
震度5弱の揺れを観測した日立市の委託職員の男性は「数秒ぐらい横揺れが続きました。机のモノが落ちたりとか、明かりが消えたりといったことはありませんでした。被害の情報はいまのところ入っていません」と話していました。
日立警察署「通常どおりの業務を続けている」
震度5弱の揺れを観測した日立市の日立警察署の警察官の男性は「揺れは一瞬でした。棚から物が落ちるとかいったことはなく、通常どおりの業務を続けることができています」と話していました。
また、日立市消防本部の職員は「消防本部の免震構造の建物の3階にいましたが、まず10秒くらいの横揺れがあり、揺れがいったんおさまってからまたすぐにドンという揺れが起きて再びしばらく横揺れが続きました。2回目の方が揺れが強かったように思います」と話していました。棚から物が落ちるようなことはなかったということです。
政府 情報連絡室を設置
今回の地震を受けて政府は午前0時52分、総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、被害の確認などにあたっています。
東海第二原発 関連施設 異常は確認されず
日本原子力発電によりますと、茨城県東海村にある東海第二原子力発電所は運転を停止していて、先ほどの地震による異常は確認されていないということです。また、原発の周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
茨城県防災・危機管理課によりますと、東海第二原子力発電所を含め、茨城県内の原子力関連施設から異常があったという報告はないということです。また、県内各地に設置された、放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
震度5弱の揺れ 注意することは
気象庁によりますと震度5弱の揺れが起きた場合、▽棚にある食器や本が落ちたり、▽固定していない家具など不安定なものが倒れたりすることもあります。
また屋外では揺れによって▽地盤に亀裂が生じるおそれや▽落石や崖崩れのおそれもあります。
倒れやすいものや崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。
室内では、割れた食器やガラスなどがあると片づけをする場合などに思わぬけがをするおそれがあります。決して無理をせず、室内を歩くときはスリッパや靴をはくようにしてください。
茨城で震度5弱観測は去年5月以来
気象庁によりますと、茨城県で震度5弱の揺れを観測したのは、去年5月に起きた千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6.2の地震以来です。
このときは茨城県神栖市のほか千葉県銚子市や旭市で震度5弱の揺れを観測しています。