アメリカと
北朝鮮は、
非核化をめぐる
実務者協議を、
5日、スウェーデンで
行います。
北朝鮮がSLBM=
潜水艦発射弾道ミサイルの
発射を
強行する
中でも、
トランプ政権は
対話を
優先した
形で、
挑発行為を
続ける北朝鮮に、
どこまで
非核化を
迫れるかが
焦点です。
アメリカと
北朝鮮は、スウェーデンの
首都ストックホルムで、
4日、
公式に
協議を
再開させ、
5日には、アメリカのビーガン
特別代表と
北朝鮮のキム・ミョンギル
首席代表が
出席して、
実務者協議を
行う予定です。
非核化をめぐっては、完全な非核化を訴え、制裁解除を拒むアメリカと、段階的な措置に応じて見返りが必要だ、と主張する北朝鮮との間で立場に隔たりがあり、実務者協議はことし2月以降、7か月行われてきませんでした。
この間、北朝鮮は、短距離弾道ミサイルの発射を繰り返し、今月2日には、東部ウォンサン(元山)沖の海域から、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射を強行しました。
アメリカのトランプ大統領は、短距離ミサイルの発射を問題視しない姿勢をとり続け、SLBMの発射のあとも、「北朝鮮は話したがっている。われわれは近く彼らと話す」と述べて、圧力強化よりも、対話を優先する姿勢を明確にしています。
協議では、挑発行為を続け、揺さぶりをかける北朝鮮に、アメリカが譲歩することなく、どこまで非核化を迫れるかが焦点となります。