【ライブ配信はいしん中ちゅう】石破いしば首相しゅしょう記者きしゃ会見かいけん きょう臨時りんじ国会こっかい閉会へいかい

石破いしば総理そうり大臣だいじんは、午後ごご5時じ20分ふんから総理そうり大臣だいじん官邸かんていで記者きしゃ会見かいけんを行おこなっています。

この中なかで、少数しょうすう与党よとうの中なか、可能かのうなかぎり幅広はばひろい合意ごうい形成けいせいを図はかる努力どりょくを行おこない、政治せいじ改革かいかく関連かんれん法ほうや補正ほせい予算よさんを成立せいりつさせることができたと強調きょうちょうしました。一方いっぽう、企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの扱あつかいについては来年らいねん3月つき末まつまでに結論けつろんを出だす考かんがえを示しめしました。

石破いしば総理そうり大臣だいじんは、臨時りんじ国会こっかいの閉会へいかいに伴ともなって記者きしゃ会見かいけんし、この中なかで、少数しょうすう与党よとうで臨のぞんだ臨時りんじ国会こっかいについて「他た党とうにも丁寧ていねいに意見いけんを聴きき、可能かのうなかぎり幅広はばひろい合意ごうい形成けいせいを図はかるよう努力どりょくした。与野党よやとうが促侃ただし諤諤がくがく（かんかんがくがく）の議論ぎろんを行おこない、まさに『熟議じゅくぎの国会こっかい』にふさわしいものとなったと感かんじている」と述のべました。

焦点しょうてんとなった政治せいじ改革かいかくについては、特とくに強つよい思おもいを持もって取り組とりくんだとした上うえで、各党かくとうとの協議きょうぎを経へて、政策せいさく活動かつどう費ひの廃止はいしなどが明記めいきされた3つの関連かんれん法ほうを成立せいりつさせることができたと強調きょうちょうしました。

そして「わが党とうの案あんが採用さいようされなかった論点ろんてんもあるが、少数しょうすう与党よとうなので、自分じぶんたちの意見いけんがそのまま通とおるわけではないこともよく承知しょうちしている。100％でなくても一いち歩ほでも前まえに進すすむことが大事だいじであり、それが政治せいじのあるべき姿すがただと考かんがえている」と述のべました。

一方いっぽう、立憲りっけん民主みんしゅ党とうなどが禁止きんしするよう求もとめた企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんについては「『禁止きんしより公開こうかい』との方針ほうしんのもと、透明とうめい化かが何なによりも重要じゅうようだというのが私わたしどもの考かんがえだ。党とうによって考かんがえはさまざまであり、来年らいねん3月つき末まつまでに結論けつろんを得える」と述のべました。

また、国会こっかい審議しんぎで政府せいふ案あんを修正しゅうせいし、今年度こんねんどの補正ほせい予算よさんが成立せいりつしたことをめぐり「与党よとうも野党やとうも初はじめての経験けいけんだったが審議しんぎに参加さんかし、言いいっぱなし、聞ききっぱなしではない熟議じゅくぎになったと思おもう」と振り返ふりかえりました。

その上うえで「日本にっぽん経済けいざいはデフレマインドを払拭ふっしょくし『賃上ちんあげと投資とうしがけん引けんいんする成長せいちょう型がた経済けいざい』に移行いこうできるかどうかの分岐ぶんき点てんにある。最低さいてい賃金ちんぎんの引き上ひきあげに向むけた取り組とりくみなどを強化きょうかする」と述のべ、補正ほせい予算よさんの迅速じんそくかつ適切てきせつな執行しっこうに努つとめる考かんがえを示しめしました。

そして、国民こくみんのために切れ目きれめなく施策しさくを講こうじていくとして、来年度らいねんど予算よさん案あんを今月こんげつ27日にちに閣議かくぎ決定けっていする予定よていだと明あきらかにしました。

政権せいけんとして重視じゅうしする地方ちほう創そう生せいをめぐっては、24日にちに「基本きほん的てきな考え方かんがえかた」を決定けっていしたとして、人口じんこうが減へっても経済けいざいを成長せいちょうさせ、社会しゃかいを機能きのうさせる適応てきおう策さくを講こうじていくと説明せつめいしました。

その上うえで「明治めいじ維新いしん後ごは『強つよい日本にっぽん』が、戦後せんごは『豊ゆたかな日本にっぽん』が目指めざされ、こうした中なかで一いち極きょく集中しゅうちゅうが進すすめられた。これからどういう日本にっぽんを目指めざすかの一ひとつの考え方かんがえかたとして『楽たのしい日本にっぽん』が挙あげられる」と述のべ、地域ちいきの魅力みりょくを高たかめる取り組とりくみに全力ぜんりょくを挙あげる考かんがえを示しめしました。

防災ぼうさいの分野ぶんやでは、国くにの体制たいせい強化きょうかや被災ひさい地ちでの福祉ふくし支援しえんの充実じゅうじつなどのため来年らいねんの通常つうじょう国会こっかいに必要ひつような法案ほうあんを提出ていしゅつするとともに、「防災ぼうさい庁ちょう」のあり方ありかたについて具体ぐたい的てきに検討けんとうを深ふかめ、能登のと半島はんとうの被災ひさい地ちのニーズを把握はあくしながら復旧ふっきゅう・復興ふっこうに取り組とりくむと強調きょうちょうしました。

外交がいこうでは、来月らいげつ20日にちにアメリカでトランプ次期じき大統領だいとうりょうが就任しゅうにんすることに触ふれ、早期そうきに会談かいだんを行おこなった上うえで同盟どうめいを更さらなる高たかみに引き上ひきあげたいという考かんがえを示しめしました。

そして「少数しょうすう与党よとうではあるが、ハングパーラメントの妙味みょうみを最大限さいだいげんに生いかしながら、さまざまな方ほうの意見いけんを聴きき目指めざすべき日本にっぽんを確立かくりつしてきたい」と決意けついを語かたりました。