むかし むかし ある日の こと、
むかし むかし ある日の こと、
かにが かわらで たべものを さがして いると おにぎりが おちて いるのを みつけました。
わ〜〜〜い、おにぎりだ! わ〜〜〜い! わ〜〜〜い!
かにが よろこんで いる ところに、 さるが やって きました。
さるも、たべものを さがして いましたが、 かきの たねしか 見つかりませんでした。
はらぺこだった さるは、 かにが うらやましく なりました。
こんにちは!
かにさん、かにさん、その おにぎりと かきの たねを こうかん しないかい?
おにぎりは、たべてしまえば、おしまいだけど、 この かきの たねを うえれば、
あとで たくさんの かきを たべられるんだよ!
なるほど! それなら、おにぎりと とりかえるよ。
さるは、おにぎりを うけとると、 すぐに パクっと たべてしまいました。
いえに かえった かには、 さっそく にわに かきの たねを うえました。
かには、水を まきながら、うたいます。
早く めを だせ、かきの たね。 ださなきゃ はさみで きっちゃうぞ♪
土の 中の たねは、きられては たまらないと、いそいで めを だしました。
つぎの 日は、 かきの めに むかって、うたいました。
あっ、それっ! あっ、それっ! 早く のびろよ、かきの めよ! のびなきゃ はさみで きっちゃうぞ〜♪
かきの めは、みる みる のびて、 小さな 木に なりました。
つぎの 日も、そのつぎの 日も、 かには、水を やりながら うたいました。
かきの木は、にょき にょきと 大きくなり、 はが、しげり、やがて、
花が さきました
早く みに なれ、かきの 花。 おそけりゃ はさみで きっちゃうぞ〜〜!!
すると、かきの 花は まるい みに かわって いきました。
はじめは、青かった みも どん どん、 赤く なって いきます。
やがて、かきの 木には、おいしそうな かきが どっさりと みのりました。
さっそく かきの みを とろうと しましたが、 どんなに うでを のばしても、 かきには、とどきませんでした。
木に のぼろうと しましたが、 すぐ おちてしまいます。
これでは、せっかくの かきの みが たべられません。
かにが こまっていると、 さるが とおり かかりました。
うまそうな かきが こんなに たくさん なるなんてっ!!
くやしくなった さるは かにに こえを かけました。
おいらが、かわりに 木に のぼって かきを とって きて やるよ!
ありがたい。たのみますよ!
さるは、するすると、木に のぼると、 まっかに みのった かきを もぎとって、たべはじめました
かには、木の下で まって いましたが、 さるは、ひとりで むしゃ むしゃと たべる ばかりです。
さるさんや、早く こっちにも かきを くれんかのう・・・
さるは、おいしいかきを ひとりじめ する つもりでした。
うるさいなぁ!
そしてまだ 青くて かたい かきを かにに むかって なげつけました。
かには・・・・・・ こうらに ひびがはいり、 きぜつして しまいました。
すると・・・・・、
かにのおなかの 中にいた 子どもたちが、 わさわさと 生まれて きました。
子がにたちは、おかあさんが たおれているのを みて びっくり!!
みんなで おかあさんを せおって いえまで はこびました。
そのあいだに、さるは、 かきの みを ぜんぶ むしり、かごに つめて、 もって かえって しまいました。
つぎの日・・・・・・・・。 かにの いえに なかよしの はちが やってきました。
お〜〜い、かにさん! あそびに きたよ〜〜〜!!
中から へんじが ありません。 かわりに 小さな なきごえが きこえます。
しんぱいに なった はちが との すきまから、 そっと のぞくと、
おおけがを した かにが ねこんでいました。
そのまわりで 子がにたちが ないて います。
おどろいた はちが とびこんできました。
いったい、どうしたんだい?!
かには、きのうの ことを はなしました。
はなしを きいた はちは かんかんに おこりました。
さるのやつめ! なんて ひどい ことを するんだ! こらしめて やらなきゃ!
はちは、さるの いえに むかって とんでいきました。
子がにたちも ついて いきます。
はちと 子がにたちが ぎょうれつを つくって すすんで いると、
まえから くりが やって きました。
やぁ、みんな そろって どこに くりだすんだい?
はちが わけを はなしました。
ん〜〜〜!! なんて ことだ!
くりも ぎょうれつに くわわり、 さるの いえに むかって いると、
こんどは、大きな うすが やって きました。
うっす!! みんな そろって どこへいくんだい?
はちから わけをきいた うすは、 大きな かおを まっかに して おこりました。
よし、わしも 力を かすぞ! いっしょに さるを こらしめよう!!
うすも ぎょうれつに くわわり ました。
さらに すすんで いくと こんどは、うしのふんと であいました。
やぁ みんな そろって どこへ いくんだい?
わけを はなすと ふんも かんかんに おこりました。
おれにも てつだわせて くれ!!
と いって、なかまに くわわりました。
さるの いえに つきました。
しかし、さるは、でかけて いないようです。
はち、くり、うす、うしの ふん、
そして こがにたちは そうだんして、 さくせんを きめました。
よし、さるが くるまえに、 みんな もちばに つくんだ!!
みんな それぞれ、 きめた ばしょに かくれました。
なにもしらない さるが かえって きました。
いえに はいると、 いろりの まえに すわりました。
まきが あかく もえだすと、 はいの 中から くりが、とびだして
さるの かおに パチ〜んと あたりました。
さるは、もう、あついやら、いたいやら
やけどした ところを 水で ひやそうと、 あわてて 水がめの ふたを あけました。
と、そのとたん、ふたのうらに かくれて いた はちが とびだして さるの 目の 上を チクリと さしました。
さるは、たまらず、 そとに とびだそうと しました。
しかし、出口の しきいの 上には、 うしの ふんが、まって いました。
さるは、ふんで 足を すべらせ、 ズド〜〜ンと まえに ころんで しまいました。
そこへ、やねの上で まっていた うすが さるの せなかの 上に ドシ〜〜〜ンと おちて きました。
さるが、目を まわして いると こんどは、 からだの あちこちが いたみだしました。
かにの 子どもたちが 小さな はさみで
さるの からだを チクチク さして いたのでした。
おまえたちは・・・・・
うすが せなかに のった まま いいます。
じぶんが どんなに ひどい ことを したか かんがえてみろ!
ううう・・・わ・・・・わるかった!!
はちも、さるの かおの まえに とんで きて いいます。
こら! さる! もう わるいことを しないと ちかうか?!
うへ〜〜、ち・・・・ ちかいますぅ〜〜!
さるは、はちたちに つれられ、 かにを みまいに いきました。
かにさん! ごめんなさい!
さるが あやまったので、 かには ゆるして あげることに しました。
そして、はちや くりや うすや うしの ふんに おれいを いいました。
みなさん ありがとう! バイ、バ〜〜〜イ!
しばらくして、かにの おかあさんも すっかり 元気に なって
かにの 子どもたちも おおよろこびです。
やがて、また あの かきの 木に みが なりました。
こんどは、かにも さるも、 きょうりょくして かきを とり、
なかよく みんなで わけあって たべたのでした。
むかし むかし ある日の こと、
日
むかし
かにが かわらで たべものを さがして いると おにぎりが おちて いるのを みつけました。
わ〜〜〜い、おにぎりだ! わ〜〜〜い! わ〜〜〜い!
かにが よろこんで いる ところに、 さるが やって きました。
さるも、たべものを さがして いましたが、 かきの たねしか 見つかりませんでした。
はらぺこだった さるは、 かにが うらやましく なりました。
こんにちは!
こんにちは
かにさん、かにさん、その おにぎりと かきの たねを こうかん しないかい?
おにぎりは、たべてしまえば、おしまいだけど、 この かきの たねを うえれば、
あとで たくさんの かきを たべられるんだよ!
たくさん
たべる
られる
なるほど! それなら、おにぎりと とりかえるよ。
さるは、おにぎりを うけとると、 すぐに パクっと たべてしまいました。
いえに かえった かには、 さっそく にわに かきの たねを うえました。
かには、水を まきながら、うたいます。
うたう
水
ながら
早く めを だせ、かきの たね。 ださなきゃ はさみで きっちゃうぞ♪
土の 中の たねは、きられては たまらないと、いそいで めを だしました。
つぎの 日は、 かきの めに むかって、うたいました。
あっ、それっ! あっ、それっ! 早く のびろよ、かきの めよ! のびなきゃ はさみで きっちゃうぞ〜♪
かきの めは、みる みる のびて、 小さな 木に なりました。
つぎの 日も、そのつぎの 日も、 かには、水を やりながら うたいました。
かきの木は、にょき にょきと 大きくなり、 はが、しげり、やがて、
花が さきました
花
早く みに なれ、かきの 花。 おそけりゃ はさみで きっちゃうぞ〜〜!!
すると、かきの 花は まるい みに かわって いきました。
はじめは、青かった みも どん どん、 赤く なって いきます。
やがて、かきの 木には、おいしそうな かきが どっさりと みのりました。
さっそく かきの みを とろうと しましたが、 どんなに うでを のばしても、 かきには、とどきませんでした。
木に のぼろうと しましたが、 すぐ おちてしまいます。
これでは、せっかくの かきの みが たべられません。
かにが こまっていると、 さるが とおり かかりました。
うまそうな かきが こんなに たくさん なるなんてっ!!
くやしくなった さるは かにに こえを かけました。
おいらが、かわりに 木に のぼって かきを とって きて やるよ!
ありがたい。たのみますよ!
ありがたい
たのむ
さるは、するすると、木に のぼると、 まっかに みのった かきを もぎとって、たべはじめました
かには、木の下で まって いましたが、 さるは、ひとりで むしゃ むしゃと たべる ばかりです。
さるさんや、早く こっちにも かきを くれんかのう・・・
さるは、おいしいかきを ひとりじめ する つもりでした。
うるさいなぁ!
うるさい
そしてまだ 青くて かたい かきを かにに むかって なげつけました。
かには・・・・・・ こうらに ひびがはいり、 きぜつして しまいました。
すると・・・・・、
すると
かにのおなかの 中にいた 子どもたちが、 わさわさと 生まれて きました。
子がにたちは、おかあさんが たおれているのを みて びっくり!!
みんなで おかあさんを せおって いえまで はこびました。
そのあいだに、さるは、 かきの みを ぜんぶ むしり、かごに つめて、 もって かえって しまいました。
つぎの日・・・・・・・・。 かにの いえに なかよしの はちが やってきました。
お〜〜い、かにさん! あそびに きたよ〜〜〜!!
中から へんじが ありません。 かわりに 小さな なきごえが きこえます。
しんぱいに なった はちが との すきまから、 そっと のぞくと、
おおけがを した かにが ねこんでいました。
ねこむ
そのまわりで 子がにたちが ないて います。
子
まわり
おどろいた はちが とびこんできました。
おどろく
とびこむ
いったい、どうしたんだい?!
いったい
かには、きのうの ことを はなしました。
はなす
きのう
はなしを きいた はちは かんかんに おこりました。
さるのやつめ! なんて ひどい ことを するんだ! こらしめて やらなきゃ!
はちは、さるの いえに むかって とんでいきました。
子がにたちも ついて いきます。
子
にたつ
はちと 子がにたちが ぎょうれつを つくって すすんで いると、
まえから くりが やって きました。
やぁ、みんな そろって どこに くりだすんだい?
はちが わけを はなしました。
はなす
ん〜〜〜!! なんて ことだ!
なんて
くりも ぎょうれつに くわわり、 さるの いえに むかって いると、
こんどは、大きな うすが やって きました。
こんど
うすい
大きな
うっす!! みんな そろって どこへいくんだい?
はちから わけをきいた うすは、 大きな かおを まっかに して おこりました。
よし、わしも 力を かすぞ! いっしょに さるを こらしめよう!!
うすも ぎょうれつに くわわり ました。
くわわる
うすい
さらに すすんで いくと こんどは、うしのふんと であいました。
やぁ みんな そろって どこへ いくんだい?
みんな
そろう
わけを はなすと ふんも かんかんに おこりました。
おれにも てつだわせて くれ!!
くれる
てつだう
と いって、なかまに くわわりました。
くわわる
さるの いえに つきました。
しかし、さるは、でかけて いないようです。
でかける
しかし
はち、くり、うす、うしの ふん、
うすい
そして こがにたちは そうだんして、 さくせんを きめました。
よし、さるが くるまえに、 みんな もちばに つくんだ!!
みんな それぞれ、 きめた ばしょに かくれました。
なにもしらない さるが かえって きました。
いえに はいると、 いろりの まえに すわりました。
まきが あかく もえだすと、 はいの 中から くりが、とびだして
さるの かおに パチ〜んと あたりました。
あたる
さるは、もう、あついやら、いたいやら
あつい
いたい
やけどした ところを 水で ひやそうと、 あわてて 水がめの ふたを あけました。
と、そのとたん、ふたのうらに かくれて いた はちが とびだして さるの 目の 上を チクリと さしました。
さるは、たまらず、 そとに とびだそうと しました。
しかし、出口の しきいの 上には、 うしの ふんが、まって いました。
さるは、ふんで 足を すべらせ、 ズド〜〜ンと まえに ころんで しまいました。
そこへ、やねの上で まっていた うすが さるの せなかの 上に ドシ〜〜〜ンと おちて きました。
さるが、目を まわして いると こんどは、 からだの あちこちが いたみだしました。
かにの 子どもたちが 小さな はさみで
はさみ
小さな
子ども
さるの からだを チクチク さして いたのでした。
おまえたちは・・・・・
おまえ
うすが せなかに のった まま いいます。
うすい
じぶんが どんなに ひどい ことを したか かんがえてみろ!
ううう・・・わ・・・・わるかった!!
わるい
はちも、さるの かおの まえに とんで きて いいます。
こら! さる! もう わるいことを しないと ちかうか?!
うへ〜〜、ち・・・・ ちかいますぅ〜〜!
ちかう
さるは、はちたちに つれられ、 かにを みまいに いきました。
かにさん! ごめんなさい!
ごめんなさい
さるが あやまったので、 かには ゆるして あげることに しました。
そして、はちや くりや うすや うしの ふんに おれいを いいました。
みなさん ありがとう! バイ、バ〜〜〜イ!
ありがとう
みなさん
しばらくして、かにの おかあさんも すっかり 元気に なって
かにの 子どもたちも おおよろこびです。
よろこぶ
子ども
やがて、また あの かきの 木に みが なりました。
こんどは、かにも さるも、 きょうりょくして かきを とり、
なかよく みんなで わけあって たべたのでした。
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