クマの肝

Name: クマの肝
Channel: hukumusumeamame

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ほら吹き男爵、クマの肝
わがはいは、ミュンヒハウゼン男爵
みんなからは、『ほらふき男爵』とよばれておる。
今日も、
わがはいの冒険話を聞かせてやろう。
今回は、
わがはいが公用でトルコ貴族に会いに行った時の話だ。
わがはいは友好の証に、
クマの生き肝から作った薬をトルコ貴族への手土産として持って行った。
だが配達人の手違いで、せっかくの手土産がなくなってしまったのだ。
「うむ、
手土産がなくては、交渉がうまくいかんぞ。
しかし、鉄砲もなしにクマの生き肝を手に入れる事は・・・。
そうだ！」
ある名案を思いついたわがはいは、クマがよく出ると言われる農場へ行くと、農作業で使う
車のかじ棒にハチ蜜をたっぷりと塗りつけて、クマが現れるのを待った。
すると思った通り、ハチ蜜の香りにさそわれて一頭のクマがのこのことやってきた。
こいつは、うまそうなハチ蜜だ
そう思ったクマは棒の先をぺろぺろなめはじめたが、調子に乗ってなめていくうちに、
棒がクマののどから
胃、腸を通ってお尻へと抜けたのだ。
そこで、わがはいは、
「うまくいったぞ」と、クマに駆け寄って、クマが棒から抜け出せない様に、
棒の前後に長い木くぎを打ち込んで
クマを生けどりにしてやったのだ。
そしてそれからもハチ蜜に誘われて何匹ものクマがやってきたが、
わがはいは同じ方法で全てのクマを生けどりにすると、
それらのクマが死なない程度の生き肝を少しずつ切り取って
トルコ貴族への手土産としたのだ。
クマの肝で作った薬は万病に効くから、
トルコ貴族は大喜びだったぞ。
今日の教訓は、『道具とは、工夫次第で何でも出来る』だ。
ハチ蜜と棒だけでも、わがはいの様に工夫をすればクマを捕まえる事も出来るのだからな。
では、また次の機会に、別の話をしてやろうな。
おしまい

ほら吹き男爵、クマの肝

吹く

肝

男爵
わがはいは、ミュンヒハウゼン男爵

男爵

わがはい
みんなからは、『ほらふき男爵』とよばれておる。

みんな

男爵
今日も、

今日
わがはいの冒険話を聞かせてやろう。

冒険

聞く

話

わがはい
今回は、

今回
わがはいが公用でトルコ貴族に会いに行った時の話だ。

時

貴族

公用

会う

行く

話

わがはい

トルコ
わがはいは友好の証に、

友好

証

わがはい
クマの生き肝から作った薬をトルコ貴族への手土産として持って行った。

貴族

行く

薬

作る

持つ

として

手土産

トルコ

生き肝
だが配達人の手違いで、せっかくの手土産がなくなってしまったのだ。

なくなる

配達

しまう

せっかく

人

手土産

手違い
「うむ、
手土産がなくては、交渉がうまくいかんぞ。

うまい

交渉

手土産
しかし、鉄砲もなしにクマの生き肝を手に入れる事は・・・。

事

鉄砲

入れる

しかし

手

生き肝
そうだ！」
ある名案を思いついたわがはいは、クマがよく出ると言われる農場へ行くと、農作業で使う

言う

行く

使う

出る

思いつく

農場

わがはい

名案

農作業
車のかじ棒にハチ蜜をたっぷりと塗りつけて、クマが現れるのを待った。

ハチ蜜

棒

現れる

たっぷり

車

待つ

塗りつける
すると思った通り、ハチ蜜の香りにさそわれて一頭のクマがのこのことやってきた。

ハチ蜜

思う

すると

香り

さそう

通り

頭

一

やってくる
こいつは、うまそうなハチ蜜だ

ハチ蜜

うまい

こいつ
そう思ったクマは棒の先をぺろぺろなめはじめたが、調子に乗ってなめていくうちに、

思う

はじめる

棒

調子

先

乗る

ぺろぺろ

なめる
棒がクマののどから

棒
胃、腸を通ってお尻へと抜けたのだ。

通る

抜ける

胃

尻

腸
そこで、わがはいは、

そこで

わがはい
「うまくいったぞ」と、クマに駆け寄って、クマが棒から抜け出せない様に、

抜け出せる

うまい

棒

様

駆け寄る
棒の前後に長い木くぎを打ち込んで

棒

前後

打ち込む

木

長い
クマを生けどりにしてやったのだ。

生ける

してやる
そしてそれからもハチ蜜に誘われて何匹ものクマがやってきたが、

ハチ蜜

何

誘う

そして

やってくる

匹
わがはいは同じ方法で全てのクマを生けどりにすると、

方法

全て

同じ

生ける

わがはい
それらのクマが死なない程度の生き肝を少しずつ切り取って

程度

死ぬ

少し

それら

切り取る

生き肝
トルコ貴族への手土産としたのだ。

貴族

手土産

トルコ
クマの肝で作った薬は万病に効くから、

効く

薬

作る

肝

万病
トルコ貴族は大喜びだったぞ。

喜び

貴族

大

トルコ
今日の教訓は、『道具とは、工夫次第で何でも出来る』だ。

道具

何

今日

次第

出来る

工夫

教訓
ハチ蜜と棒だけでも、わがはいの様に工夫をすればクマを捕まえる事も出来るのだからな。

ハチ蜜

捕まえる

棒

様

事

出来る

工夫

わがはい
では、また次の機会に、別の話をしてやろうな。

機会

別

次

話

してやる
おしまい

おしまい