中国が独自に開発する宇宙ステーション「天宮」について、先月31日に打ち上げられた最後のモジュールがドッキングに成功しました。
中国国営の中央テレビによりますと、31日に運搬ロケットで打ち上げられた実験用モジュール「夢天」は、発射からおよそ13時間後に宇宙ステーションとのドッキングに成功しました。
これにより宇宙ステーションの基本的な構造が完成となります。
宇宙ステーションには3人の宇宙飛行士が6月から滞在していて、年末までに交代の宇宙飛行士3人が到着する予定です。
今回の成功を受け、中国外務省は1日の会見で「宇宙ステーションが国連のすべての加盟国に開放される」との見解を示したうえで、「人類全体の宇宙の家になることを期待する」と述べました。