東京 東久留米市の
住宅で55
歳の
男性が
殺害され、
同居していた
女性の
次男が
逮捕された
事件で、
次男の
携帯電話を
解析した
結果、
空き巣に
入るための
手口を
調べていたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
住宅の
窓には
火を
使って
焼き切られた
跡があり、
警視庁は
第三者が
侵入したように
偽装するために
調べたとみて
捜査しています。
先月、
東京 東久留米市の
住宅で、
この家に
住む会社員の
二岡一浩さん(55)が30
か所以上刺される
などして
殺害されているのが
見つかり、
警視庁は
同居していた
女性の
次男の
三ツ
本寛己容疑者(28)を
強盗殺人の
疑いで
逮捕しました。
これまでの調べで、1階のリビングの窓には、鍵の周囲に火を使って焼き切られた跡があったことが分かっていますが、次男のスマートフォンを解析した結果、こうした空き巣に入るための手口を調べていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
「焼き切り」というキーワードで検索していたということで、窓ガラスに熱を加えて割って侵入する手口だということです。
警視庁は第三者が侵入して窃盗事件を起こしたように偽装するために調べたとみて捜査しています。
容疑者 事件当日の行動は
警視庁の捜査で、三ツ本容疑者の事件当日の動きが分かってきました。
捜査関係者によりますと、三ツ本容疑者が住むマンションの防犯カメラには、事件当日の先月8日の未明に外出する姿が写っていたということです。
そして自転車で現場の住宅に向かう姿が現場近くの防犯カメラに写っていたほか、その後、近くのコンビニのカメラには現場から自宅に向けて戻る姿が記録されていたということです。
そして、8日の明け方には、自宅に戻っていたということです。
警視庁の任意の調べに対し「近くのコンビニに行っていた。酒を飲んでいてよく覚えていない」と説明していたということです。
そして、午前11時半すぎ、二岡さんの勤務先から「出勤してこない」と、同居していた三ツ本容疑者の母親らに連絡がありました。
二岡さんは三ツ本容疑者の母親と妹と暮らしていましたが、2人は先月2日から9日までイタリア旅行に出かけていて不在でした。
このため、三ツ本容疑者が午後1時半ごろ確認に訪れ、「玄関の窓が割れている」と通報していました。
その様子を見たという20代の男性は「『窓ガラスが割られている』と助けを求める声がしたので行ってみると、息子さんが道路にひざまずいていた。気がまいっているように見え、家の中は見ていないと話していた。息子さんは警察を呼びながら母親とも電話していて、『強盗かな?何があったんだろう』と話すのが聞こえた」と話していました。