各選手の名簿や談話などを随時更新してお伝えします。
=速報中=
17:04 NPB=日本野球機構が移籍成立選手を発表
各球団1人ずつ合わせて12人の選手の移籍が決まりました。2巡目は行われなかったということです。
【12選手名簿】
現役ドラフトで移籍が決まった選手の一覧です。
※《獲得球団》選手名(ポジション・投打)
※成績は2023年シーズン
=セ・リーグ=
《阪神》漆原 大晟(オリックス 投・右投左打)
新潟明訓高-新潟医療福祉大 2018年育成1位
16試合 0勝0敗0S1H 防御率3.00
漆原投手を獲得した阪神の岡田彰布監督は「中継ぎになってからすごくよかったと聞いたし、ある程度迷わずに指名した。ストレートが速い印象で、まだ活躍できる可能性はあるピッチャーだと思う。キャンプでどういうボールを投げるのか楽しみだ」と期待している様子でした。
《広島》内間 拓馬(楽天 投・右投右打)
沖縄・宜野座高-亜細亜大 2020年4位指名
2023年一軍出場なし
内間投手は「突然で驚きましたが、自分の立場を考えて、あるのかなとも思ってはいたので、前向きにとらえて、新天地でいちから頑張っていきたいという気持ちです。リーグが違いますので、来年は自分も成績を残して、イーグルスと日本シリーズで戦いたいと思っています。ファームにも足を運んでくださる方が多く、ファンのみなさんがチームをたくさん応援してくれていることを感じることができた3年間でした。違うチームにはなりますが、引き続き温かく応援していただけるとうれしいです」と球団を通じてコメントしています。
《DeNA》佐々木 千隼(ロッテ 投・右投右打)
東京・日野高-桜美林大 2016年1位指名
2試合 0勝0敗0S0H 防御率3.00
佐々木投手はプロ7年目の29歳。2016年のドラフト会議で2回目の1位指名で5球団が競合し、抽せんの結果ロッテが交渉権を獲得しました。1年目に主に先発で登板して4勝をあげ、おととしにはリリーフとして54試合に登板し、8勝1敗、防御率1.26の成績をマークしました。一方、今シーズンは2試合の登板にとどまっています。
《巨人》馬場 皐輔(阪神 投・右投右打)
仙台育英高-仙台大 2017年1位指名
19試合 2勝1敗0S3H 防御率2.45
《ヤクルト》北村 拓己(巨人 内・右投右打)
石川・星稜高-亜細亜大 2017年4位指名
27試合 34打数7安打 打率.206 0HR 0打点 0盗塁
北村拓己選手は球団を通して「素晴らしい監督やコーチ、チームメイトに恵まれ、かけがえのない時間を過ごさせていただきました。お世話になったジャイアンツに 恩返しができるよう、これからお世話になるヤクルトの力になれるよう、一生懸命頑張ります」とコメントしています。
《中日》梅野 雄吾(ヤクルト 投・右投右打)
福岡・九産大九州産高 2016年ドラフト3位
5試合 0勝0敗0S0H 防御率3.38
梅野雄吾投手は球団を通じて「けがも多く、目立った活躍もできませんでしたが、移籍先で活躍することが今まで指導してくださった方や応援してくださったファンの方への恩返しになると思って、新天地では心機一転頑張ります」とコメントしています。
=パ・リーグ=
《オリックス》鈴木 博志(中日 投・右投右打)
静岡・磐田東高-ヤマハ 2017年1位指名
9試合 1勝2敗0S1H 防御率4.07
《ロッテ》愛斗(西武 外・右投右打)
埼玉・花咲徳栄高 2015年4位指名
73試合 257打数 55安打 打率.214 4HR 15打点 2盗塁
愛斗選手は、球団を通じて「西武には8年いたが、後輩と過ごした時間は一番の思い出だ。ロッテには台湾ウインターリーグで一緒だった選手や同級生もいるので、そういう面では安心だ。信頼を得ていくところからスタートになるので、1年目という気持ちで、自分のできることをやっていきたい」などとコメントしています。
《ソフトバンク》長谷川 威展(日本ハム 投・左投左打)
埼玉・花咲徳栄高-金沢学院大 2021年6位指名
9試合 0勝0敗0S0H 防御率1.08
《楽天》櫻井 周斗(DeNA 投・左投左打)
東京・日大三高 2017年5位指名
2023年一軍出場なし
《西武》中村 祐太(広島 投・右投右打)
東京・関東第一高 2013年5位指名
5試合 0勝0敗0S0H 防御率1.29
《日本ハム》水谷 瞬(ソフトバンク 外・右投右打)
島根・石見智翠館高 2018年5位指名
2023年一軍出場なし
《現役ドラフトのルールは》去年との変更点も
【各球団は選手を事前にリストアップ】 各球団は来シーズン契約を結ぶ見込みの保留選手名簿の中から現役ドラフトにかける選手を2人以上リストアップ
この規定は1人でも多くの選手が現役ドラフトにリストアップされることで、出場機会に恵まれない選手の移籍のさらなる活性化を目指す狙いがあるということです。
【当日の指名の流れは】
リストアップされた選手は事前にNPB=日本野球機構を通じてほかの球団に示され、当日、各球団はリストをもとに獲得を希望する選手を現役ドラフト会議の議長に伝えます。それを集計し、他球団からの指名が1番多かった選手の所属する球団が最初に指名できます。そして、選手を指名された球団は次に指名する権利を得られる仕組みとなっていて、原則としてこの流れを繰り返します。
新人のドラフト会議のように入札形式は取られないため、指名選手は競合しません。2巡目は希望した球団だけで行われ、1巡目と逆の順番で進みます。どの球団も必ず1人が出て、1人が入る仕組みになっています。
初の開催となった去年は1巡目のみ行われ、2巡目は行われず、この制度で移籍したのは12人でした。
外国人選手、複数年契約を結んでいる選手、FA=フリーエージェントの権利を持っている選手と過去に行使した選手、育成選手はリストアップの対象外です。
現役ドラフトで移籍後 大活躍の選手も
去年は、大竹耕太郎投手がソフトバンクから阪神に移籍し、ここ2年勝ち星がなかったなか今シーズン自己最多の12勝を挙げてチームの日本一に大きく貢献したほか、DeNAから中日に移籍した細川成也選手はチームトップとなる24本のホームランを打つなど新天地で活躍をみせる選手も生まれました。
去年の「現役ドラフト」移籍選手の成績
【獲得球団】選手指名(ポジション 投打方向=前所属球団)
※成績は2023年シーズン 太字はシーズン後戦力外通告を受けた選手
【オリックス】渡邉 大樹(外 右投右打=前所属ヤクルト)
1試合 2打数0安打 打率.000 0HR 0打点 0盗塁
【ソフトバンク】古川 侑利(投 右投右打=前所属日本ハム)
9試合 0勝0敗0S0H 防御率4.50
【西武】陽川 尚将(内 右投右打=前所属阪神)
9試合 24打数4安打 打率.167 1HR 1打点 0盗塁
【楽天】正隨 優弥(外 右投右打=前所属広島)
1試合 1打数0安打 打率.000 0HR 0打点 0盗塁
【ロッテ】大下 誠一郎(内 右投右打=前所属オリックス)
23試合 22打数5安打 打率.227 1HR 2打点 0盗塁
【日本ハム】松岡 洸希(投 右投右打=前所属西武)
一軍出場なし
【ヤクルト】成田 翔(投 左投左打=前所属ロッテ)
3試合 0勝0敗0S0H 防御率5.40
【DeNA】笠原 祥太郎(投 左投左打=前所属中日)
2試合 0勝2敗0S0H 防御率4.50
【阪神】大竹 耕太郎(投 左投左打=前所属ソフトバンク)
21試合 12勝2敗0S0H 防御率2.26
【巨人】オコエ 瑠偉(外 右投右打=前所属楽天)
41試合 119打数28安打 打率.235 2HR 6打点 1盗塁
【広島】戸根 千明(投 左投左打=前所属巨人)
24試合 1勝0敗0S5H 防御率4.64
【中日】細川 成也(外 右投右打=前所属DeNA)
140試合 518打数131安打 打率.253 24HR 78打点 0盗塁