11月まで行われたグランプリシリーズ6大会で、上位の成績を収めた選手たちが出場するグランプリファイナルは、8日に女子シングル前半のショートプログラムが行われ、日本からは世界選手権2連覇中で、この大会は初優勝を目指す坂本選手など3人が出場しました。
坂本選手は、冒頭からミスなく演技を進め、得点源となる後半の3回転フリップとトーループの連続ジャンプも伸びやかに決めて、3つのジャンプはいずれも加点されました。
坂本選手は表現力などを評価する演技構成点でも、全選手中トップの高い評価を獲得し77.35と、立ちました。
坂本選手は「自分なりにベストな演技ですごく満足。ここからが勝負なので、自分自身に勝てるように、もう一度、集中したい」と話していました。
▽シリーズの中国大会で優勝した、初出場の18歳、吉田陽菜選手は、ジャンプでの転倒が相次ぎ、60.65で4位
▽20歳の住吉りをん選手もジャンプにミスが出て得点を伸ばせず、58.63で5位となりました。
ジュニアでは 島田麻央が大会2連覇 日本選手で初
一方、ジュニアの部門の女子シングルは、後半のフリーが行われ、15歳の島田麻央選手が日本の女子選手ではシニアも含めて、初めてトリプルアクセルと4回転トーループのいずれも難度の高いジャンプを1つのプログラムで同時に決めて、大会2連覇を果たしました。
ジュニアのグランプリファイナルで日本選手が連覇を果たすのは、男女通じて初めてです。