東京外国為替市場で13日昼ごろ、1ドルが135円22銭になりました。こんなに円が安くなることは24年の間ありませんでした。円安が続いている理由の1つは、アメリカやヨーロッパと日本の金利の差です。
アメリカでは、物の値段が高くなったりするインフレーションの問題を減らすため、FRBは3月に金利を上げました。そして5月には長期金利が3%まで上がりました。
日本銀行は金利を下げるやり方を続けています。日本の長期金利は約ゼロ%です。日本銀行の黒田総裁は、今のやり方を変えないと言っています。そして「日本のGDPは、新型コロナウイルスが広がる前と同じまでに戻っていません。今、金利を上げたら景気が悪くなる心配があります」と言っています。今のやり方を続けても変えても、景気が悪くなるかもしれないため、日本銀行がどうするか決めるのが難しくなっています。