マッカーシー議長は上限引き上げに向けてこのあと法案を作成し、5月31日に議会下院で採決を行うとしています。
双方は合意の内容について明らかにしていませんが、ロイター通信は政府予算に2年間歳出の上限を設定して支出を抑える代わりに共和党側が同じ期間、債務上限の引き上げに応じる内容だと伝えています。
イエレン財務長官は6月5日に政府の資金が枯渇し、アメリカ国債が史上初めて債務不履行=デフォルトに陥るおそれがあると警告していましたが、期限が9日後に迫るなかでの妥結となりました。
アメリカ国債が債務不履行=デフォルトに陥るおそれがある期限が9日後に迫るなかでの妥結となりました。
アメリカ政府の債務上限の引き上げをめぐるバイデン政権と野党・共和党との交渉は、アメリカで3連休に入った27日も交渉担当者レベルで続けられました。
この問題についてアメリカのメディアはバイデン大統領が共和党のマッカーシー下院議長と27日午後6時から1時間半にわたって電話で協議を行ったと伝えました。
そしてホワイトハウスはバイデン大統領の声明を発表し、マッカーシー議長と原則、合意したことを明らかにしました。
声明でバイデン大統領は「アメリカ国民にとってよいニュースだ。破滅的なデフォルトや景気後退の回避につながる」としています。
マッカーシー議長は上限引き上げに向けてこのあと法案を作成し、5月31日に議会下院で採決を行うとしています。
双方は合意の内容について明らかにしていませんが、ロイター通信は政府予算に2年間歳出の上限を設定して支出を抑える代わりに共和党側が同じ期間、債務上限の引き上げに応じる内容だと伝えています。
イエレン財務長官は6月5日に政府の資金が枯渇し、アメリカ国債が史上初めて債務不履行=デフォルトに陥るおそれがあると警告していましたが、期限が9日後に迫るなかでの妥結となりました。