厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、仕事しごとを求もとめる人ひと1人にんに対にたいして、企業きぎょうから何なん人にんの求人きゅうじんがあるかを示しめす有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは、4月つきは1.32倍ばいで前まえの月つきと同おなじ水準すいじゅんでした。

仕事しごとを求もとめる人ひとの数かずは、前まえの月つきに比くらべて0.7％減少げんしょうし、企業きぎょうからの求人きゅうじん数すうも0.6％減少げんしょうしました。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは、3か月かげつ連続れんぞくで前まえの月つきを下回したまわっていましたが、4月つきは横よこばいでした。

4月つきの新規しんき求人きゅうじんを産業さんぎょう別べつに見みると、

▽宿泊しゅくはく業ぎょう・飲食いんしょくサービス業ぎょうが、去年きょねんの同おなじ月つきに比くらべ8.2％

▽情報じょうほう通信つうしん業ぎょうが7.5％増ふえた一方いっぽう、

▽建設けんせつ業ぎょうは9.6％

▽製造せいぞう業ぎょうは9.3％減少げんしょうしています。

都道とどう府県ふけんの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつを就業しゅうぎょう地ち別べつに見みると、高たかかったのは、

▽福井ふくい県けんの1.95倍ばい

▽島根しまね県けんの1.75倍ばい

低ひくかったのは、

▽神奈川かながわ県けんの1.10倍ばい

▽大阪おおさか府ふの1.13倍ばいでした。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「求職きゅうしょく者しゃを見みると、より高たかい賃金ちんぎんを求もとめて仕事しごとを探さがす人ひとがいる一方いっぽうで、物価ぶっか高だかの影響えいきょうで、リスクを伴ともなう転職てんしょくを避さける動うごきも出でている。同様どうように、新型しんがたコロナの5類るい移行いこうで需要じゅようが見込みこまれる宿泊しゅくはく業ぎょうなどは求人きゅうじんを増ふやしているのに対にたいし、資材しざい価格かかくや光熱こうねつ費ひの高騰こうとうで、建設けんせつ業ぎょうや製造せいぞう業ぎょうは求人きゅうじんを減へらすなど、対応たいおうが分わかれている」と分析ぶんせきしています。