大手日用品メーカーの「
花王」は、
自社製品と
デザインが
類似し、
意匠権を
侵害しているとして、
生活用品メーカーの「アイリスオーヤマ」が
販売する4つの
製品の
販売差し止めなどを
求める仮処分を
東京地方裁判所に
申し立てました。
発表によりますと、花王は蒸気で目や目もとを温めるアイマスク「ホットアイマスク」を17年前から販売していますが、アイリスオーヤマが販売する4つの製品のデザインが自社製品と類似し、意匠権を侵害しているとして、今月2日、東京地方裁判所に販売差し止めなどを求める仮処分を申し立てたということです。
花王によりますと、この製品は、不織布などでできたシートを目もとから耳にかけて装着するデザインや、発熱する素材を使っていることなどに特徴があるということです。
この製品はインバウンド向けの需要も取り込む形で販売を伸ばしているということで、会社では「長い時間をかけて広く認知され信頼を築いてきたホットアイマスク市場が類似品により信頼を損なわれることを強く懸念する」とコメントしています。
一方、仮処分の申し立てについて、アイリスオーヤマは「現段階で訴状が届いていません。届き次第、内容を確認し、会社としての対応を検討します」とコメントしています。