逮捕・起訴されたのは、住居不定・無職で中国籍の張曦※イク被告(28)ら5人です。
警察によりますと、5人はことし2月から4月にかけて、他人のクレジットカードの情報を使って、JR西日本とJR九州の予約サイトで新幹線のチケットおよそ1万4000枚、合わせておよそ1億4000万円分を購入し、発券したとして、窃盗などの罪に問われています。
335人分のクレジットカードの情報が使われていて、警察は「フィッシング」と呼ばれる手口でカードの情報が盗み取られたとみています。
関係先からは偽造されたクレジットカードのほか、偽造に必要な機器や新幹線のチケットなどが押収されました。
5人のうち4人が駅の券売機でクレジットカードを使ってチケットを受け取り、もう1人が金券ショップに売っていたということで、警察の調べに対して「SNSで募集していてバイト代が高かったのでやった」などと供述しているということです。
警察はグループの実態解明を進めることにしています。
※イクは、「或」の右側のカタカナの「ノ」が3つ連なる字体。