5人はチームが本拠地を置く東京都内の医療現場で、新型コロナウイルスに感染した患者の治療などにあたる、医療従事者を支援しようと、それぞれが1000万円ずつ、合わせて5000万円を24日、東京都に寄付しました。
都によりますと、寄付金は医療機関での活動や、マスクの購入費用などにあてられるということです。
原監督はビデオメッセージを通じて「すべてはコロナの感染者をなくすためです。医療従事者の方に感謝と敬意を込めて送ります。大変な仕事ではありますが、よろしくお願いいたします」とエールを送り、球団も医療現場で不足しているマスク4万枚などを都に寄贈しました。
また、原監督など5人は一般の人にも広く支援を呼びかけたいとしたことから、球団の親会社などが「東京コロナ医療支援基金」を設け、寄付を募ることになりました。
菅野投手「皆さんも新たな基金へ協力を」
今回の支援を中心となってチームに呼びかけた、エースの菅野智之投手はビデオメッセージを通じて「今、僕たちにできることは限られているかもしれませんが、厳しい状況の医療現場のために少しでも力になっていきたいと思っています。皆さんもぜひ支援の輪に加わってください」と新たに設けた基金への協力も呼びかけました。
また、キャプテンの坂本勇人選手は「僕たちも試合ができない日々の中で、思いきりスポーツを楽しめる日常が、1日でも早く戻ってくれることを願っています。そのためにも治療に携わる皆さんの懸命な働きを一緒に応援していきましょう」と支援を求めました。
さらに主軸の丸佳浩選手は「感染の危険と隣り合わせの医療現場で大勢の感染者の命を守る戦いを続けている医療スタッフの皆さんに心から感謝します。コロナに負けずに一緒に頑張りましょう」とエールを送りました。