Japanese News: ゼレンスキー大統領 “東部と南部で6000平方キロ以上を解放”

ゼレンスキー大統領だいとうりょう “東部とうぶと南部なんぶで6000平方キロへいほうきろ以上いじょうを解放かいほう”

Sep 13, 2022 11:09

Furigana

ウクライナ軍ぐんが東部とうぶで反転はんてん攻勢こうせいを続つづける中なか、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは12日にち、「東部とうぶと南部なんぶで6000平方キロメートルへいほうきろめ-とる以上いじょうを解放かいほうした」と述のべたうえで、反撃はんげきをさらに進すすめる考かんがえを示しめしました。

一方いっぽう、ロシア側がわは軍事ぐんじ侵攻しんこうを継続けいぞくする構かまえを改あらためて強調きょうちょうしていて、今後こんごのプーチン政権せいけんの出方でかたが焦点しょうてんになります。

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづくウクライナでは、東部とうぶでウクライナ軍ぐんの反転はんてん攻勢こうせいの動うごきが鮮明せんめいになっています。

ロシア国防省こくぼうしょうは東部とうぶでの戦線せんせんの重要じゅうよう拠点きょてんとなっているハルキウ州しゅうイジュームからの撤退てったいを事実じじつ上じょう、表明ひょうめいしていて、アメリカのシンクタンク「戦争せんそう研究所けんきゅうじょ」は11日にち、ウクライナ軍ぐんがイジュームを含ふくむハルキウ州しゅうのほぼ全域ぜんいきを奪還だっかんし「ロシアの作戦さくせんに大おおきな敗北はいぼくをもたらした」と指摘してきしています。

こうした中なか、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは12日にちに公開こうかいした新あらたな動画どうがで「われわれの兵士へいしたちはすでにウクライナの東部とうぶと南部なんぶで6000平方キロメートルへいほうきろめ-とる以上いじょうを解放かいほうした。わが軍ぐんの移動いどうは続つづいている」と述のべ、反撃はんげきをさらに進すすめる考かんがえを示しめしました。

これに対にたいし、ロシア大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんは12日にち「すべての目標もくひょうが達成たっせいされるまで作戦さくせんは継続けいぞくされる」と述のべ、軍事ぐんじ侵攻しんこうを継続けいぞくする構かまえを改あらためて強調きょうちょうしました。

プーチン大統領だいとうりょうは、今月こんげつ15日にちから行おこなわれる上海しゃんはい協力きょうりょく機構きこうの首脳しゅのう会議かいぎに出席しゅっせきするため中央アジアちゅうおうあじあのウズベキスタンを訪問ほうもんする予定よていですが、大統領だいとうりょう府ふに近ちかい情報じょうほう筋すじによりますと、これを前まえに戦況せんきょうなどについて分析ぶんせきする安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎが開ひらかれる可能かのう性せいがあるということで、今後こんごのプーチン政権せいけんの出方でかたが焦点しょうてんになります。

一方いっぽう、ウクライナが奪還だっかんしたとされるイジュームの状況じょうきょうについて12日にち、地元じもとの市議会しぎかい議員ぎいんがオンラインで会見かいけんを開ひらき、戦闘せんとうに巻き込まきこまれるなどして少すくなくともおよそ1000人にんの市民しみんが死亡しぼうしたと明あきらかにしました。

今後こんご、ロシア側がわの占領せんりょうや、戦闘せんとうなどによる住民じゅうみんの被害ひがいの実態じったい解明かいめいが急いそがれることになりそうです。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうさらなる反転はんてん攻勢こうせいを強調きょうちょう

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは12日にちに公開こうかいした動画どうがで「9月つき初はじめから今日きょうまでにわれわれの兵士へいしたちは、すでにウクライナの東部とうぶと南部なんぶで6000平方キロメートルへいほうきろめ-とる以上いじょうを解放かいほうした。わが軍ぐんの移動いどうは続つづいている」と述のべ、さらなる反転はんてん攻勢こうせいを強調きょうちょうしました。

また、11日にちと12日にちの2日間にちかんにロシア軍ぐんが行おこなったエネルギー関連かんれんのインフラへの攻撃こうげきにより、数すう十じゅう万まん人にんが停電ていでんの影響えいきょうを受うけたとしたうえで、ロシア軍ぐんが民間みんかん施設しせつをミサイルで攻撃こうげきしていると非難ひなんしました。

そして「これはこの戦争せんそうをたくらんだ者ものの絶望ぜつぼうの表あらわれであり、ハルキウ州しゅうでの敗北はいぼくへの反応はんのうである。彼かれらは戦場せんじょうでわれわれの英雄えいゆうに何なにもできないので、民間みんかんのインフラに卑劣ひれつな攻撃こうげきをしている」と述のべました。

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかん「引き続ひきつづき対ロたいろ制裁せいさいとウクライナ支援しえんを柱はしらに」

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「戦況せんきょうの見通みとおしについて確定かくてい的てきな評価ひょうかや予測よそくを示しめすのは困難こんなんだが、国際こくさい社会しゃかいが長ながきにわたる懸命けんめいな努力どりょくと多おおくの犠牲ぎせいの上うえに築き上きずきあげてきた国際こくさい秩序ちつじょの根幹こんかんがロシアのウクライナ侵略しんりゃくによって脅おびやかされており、平和へいわ秩序ちつじょを守り抜まもりぬくため、G7＝主要しゅよう7か国かこくをはじめとする国際こくさい社会しゃかいが結束けっそくして、断固だんこたる決意けついで対応たいおうしていく必要ひつようがある」と述のべました。

そのうえで「わが国わがくには、主権しゅけんと領土りょうどそして祖国そこくと家族かぞくを守まもろうと懸命けんめいに行動こうどうするウクライナの国民こくみんとともにある。引き続ひきつづき、強力きょうりょくな対ロたいろ制裁せいさいとウクライナ支援しえんの2つの柱はしらにしっかりと取り組とりくんでいく」と述のべました。