皇位継承後、
新たな
天皇となられる
皇太子さまのご
一家を
補佐する
側近トップの
侍従長に、
現在も
皇太子ご
一家を
支える小田野展丈東宮大夫が
就任することになりました。
来月の皇位継承に伴って、宮内庁には、天皇皇后を支える「侍従職」に加え、新たに、上皇上皇后となられる天皇皇后両陛下を支える「上皇職」と、皇位継承順位1位の「皇嗣」となられる秋篠宮さまとご家族を支える「皇嗣職」が設けられます。
皇位継承後の宮内庁の幹部人事が23日の閣議で決定し、「侍従職」のトップの侍従長には、現在、皇太子ご一家を支える「東宮職」トップの東宮大夫を務める小田野展丈氏が就任することになりました。侍従長に次ぐ侍従次長には、現在、東宮侍従長を務める加地正人氏が就任します。
「上皇職」トップの上皇侍従長には、現在、侍従長を務める河相周夫氏が就任し、上皇侍従次長には、現在、侍従次長を務める高橋美佐男氏が就任することになりました。
「皇嗣職」トップの皇嗣職大夫には、現在、秋篠宮ご一家をはじめ「宮家」を補佐する宮務主管を務める加地隆治氏が就任します。皇嗣職大夫に次ぐ皇嗣職宮務官長には、内閣府の政策統括官などを務めた石井裕晶氏が就任することになりました。
今回の人事では、皇位継承を円滑に行うため、両陛下と皇太子ご一家、それに秋篠宮ご一家の側近トップが、引き続き支える形となりました。
小田野氏と河相氏は、来月1日に皇太子さまの即位に伴う「剣璽等承継の儀」(けんじとうしょうけいのぎ)と「即位後朝見の儀」が行われたあと、認証式をへて、正式に就任します。
このほか、皇室の医療を統括する「皇室医務主管」には、自治医科大学の学長の永井良三氏が就任することになりました。
これらの人事は、来月1日付けで発令されます。