宇都宮市の
中心部のシンボル
的な
存在だったファッション
ビルの「
宇都宮パルコ」が
売り上げの
低迷から31
日で
閉店し、22
年間の
歴史に
幕を
下ろしました。
宇都宮市の「
宇都宮パルコ」は、
平成9年にオープンした
大型のファッション
ビルで、
若者向けの
衣料品店や
雑貨店、
飲食店などが
入る、
市の
中心部のシンボル
的な
存在でした。
しかし、ネット通販や郊外の大型商業施設に押されて売り上げが低迷し、31日で閉店しました。
最後の営業日となった31日は、開店の前からおよそ1000人の列ができ、営業が始まると店内は多くの買い物客でにぎわいを見せていました。
そして、午後8時に営業が終了すると、地元の人たちを前に上野一久店長が「地域の皆さんに支えられ、本当に感謝しています。皆様の心の中に、パルコを思い出として永遠に残していただきたい」と述べ、22年間の歴史に幕を下ろしました。
常連客だったという女性は「あした以降もまだパルコがあると思ってしまいそうです。跡地にも、またパルコに入ってほしいくらいです」と話していました。
パルコの入っていたビルは、当面、空きビルになる見通しで、今後、テナントを確保するなどして中心市街地の空洞化に歯止めをかけていくことが課題となります。