大手芸能プロダクションの
吉本興業は、
5年ほど
前に
開かれた
反社会的勢力が
主催する
会合に
参加して
金銭を
受け取っていたとして、
お笑いコンビ「
雨上がり
決死隊」の
宮迫博之さんら
所属する
お笑い
芸人11
人を
当面、
活動を
停止し、
謹慎処分にしたことを
明らかにしました。
この問題を
巡っては、
平成26
年の
年末、
お笑いコンビ「カラテカ」として
活動していた
入江慎也さんが、
振り込め
詐欺に
関係する
グループの
会合に
複数の
お笑い
芸人を
出席させていたとして、
吉本興業との
間での
契約を
解消しています。
これについて、吉本興業は24日、この会合に参加して金銭を受け取っていたとして、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんや「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さんら所属するお笑い芸人11人について、謹慎処分としました。
舞台やテレビ番組への出演など活動を当面、停止するということです。
吉本興業は当初、この11人が金銭を受け取っていたことは確認できないとして、厳重注意の処分としていましたが、その後の調査で金銭のやり取りの確認がとれたということです。
宮迫さんがコメント「深く反省」
謹慎処分を受けた雨上がり決死隊の宮迫博之さんは、コメントを出し、「皆様に大変なご迷惑をおかけし申し訳ございません。そういった場所に足を運んでしまい、間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております」と謝罪しました。
そのうえで「相手が反社会勢力だったと言うことは今回の報道で初めて知ったことであり、断じてつながっていたという事実はないことはご理解いただきたいです。どれぐらいの期間になるか分かりませんが謹慎という期間を無駄にせず皆さんのお役に立てる人間になれるよう精進したいです」としています。
田村亮さん「虚偽の説明した事を謝罪」
謹慎処分を受けたロンドンブーツ1号2号の田村亮さんは、「特殊詐欺グループの開いた会に私ロンドンブーツ1号2号田村亮が参加した件で、金銭の受け取りがございました。自分の都合のいいように考えてしまい、世間の皆様に、虚偽の説明をしてしまった事を謝罪させて頂きます」とするコメントを出しました。
一方で、「特殊詐欺グループとは本当に知りませんでした。そこだけは信じて頂きたいです。自分を見つめ直し二度とこんな行動をしない人間になるようにします」としています。
吉本興業「責任を痛感」
吉本興業は「事実確認の結果を重大な問題であると考え、今回の処分に至りました。会社としても責任を痛感しています。関係者やファンの皆様にご迷惑をおかけしたことを、深くおわびいたします。今後、所属タレントへのコンプライアンス研修の一層の強化を図り、全社一丸となって、社内意識の徹底を行ってまいります」とするコメントを発表しました。