北朝鮮は
3回目の
米朝首脳会談を
受けてアメリカとの
対話に
乗り出す
中、
日本だけが
北朝鮮との
首脳外交を
行えず
孤立しているとして
制裁決議の
完全な
履行を
呼びかける
日本を
批判しました。
北朝鮮国営の
朝鮮中央通信は、
6日夜、
日本に関する
論評を
伝えました。
この中で、先月行われたG20大阪サミットにあわせて日本が北朝鮮に対する制裁決議の完全な履行を呼びかけたものの、その直後に電撃的に米朝首脳会談が行われ、日本の呼びかけは空回りに終わったと指摘しました。
そのうえで、「朝鮮半島情勢が進展するほど日本の孤立はさらに深まっており、これはわが国に対する敵視政策を続けている日本がもたらした相応の結果だ。わが国を中心に活発に繰り広げられている首脳外交に入り込めていない」と批判しました。
安倍総理大臣は前提条件をつけずキム・ジョンウン(金正恩)委員長との対話を目指すとしていますが、北朝鮮は「わが国への敵視政策は変わっておらず、ずうずうしい」などとして、植民地支配の謝罪や賠償などを求めて日本に対するけん制を続けています。