このツアーは、AIを搭載したロボット、「ロボホン」の製造・販売を手がける大手電機メーカー「シャープ」が初めて企画し、全国各地の所有者のもとから、50体のロボットが参加しました。
ロボットたちは28日朝、担当のスタッフに連れられて青森県むつ市にある本州最北端の駅、JR大湊線の「下北駅」から旅をスタートさせました。むつ市役所を訪れたロボットたちは、宮下市長から「ロボットの旅行客を迎え入れる歴史的な瞬間に立ち会えました」と歓迎を受けたあと、全員で踊りを披露しました。
このあと、日本三大霊場の恐山や、紅葉が見頃を迎えている薬研渓流などむつ市を代表する観光名所など7か所を巡り、各地で集合写真が撮影されました。この写真はリアルタイムで所有者と共有されるということで、ロボットたちは、29日、むつ市を出発して、市の特産品や土産話とともに所有者のもとへ帰るということです。
イベントを企画した岩越裕子さんは、「地方を中心に観光資源がうずもれているところはたくさんあると思うので、こうしたツアーを通じて観光のきっかけづくりをしたい」と話していました。