アフガニスタンで
長年、
人道支援と
復興に
携わってきた
医師の
中村哲さんが
銃撃され
亡くなってから1
年となるのに
合わせて
現地で
政府主催の
追悼式が
行われ、
参列した
多くの
市民が
中村さんをしのびました。
医師の
中村哲さんは、
福岡市のNGO「ペシャワール
会」の
現地代表として、アフガニスタンで
長年、
人道支援や
復興に
尽くしてきましたが、
去年12
月、
現地で
銃撃され、73
歳で
亡くなりました。
事件から1年がたち、中村さんの活動拠点があったアフガニスタン東部のナンガルハル州では8日、政府主催の追悼式が行われ、市民ら1000人以上が参列しました。
式ではアマルヘイル州知事が復興に貢献した中村さんの功績をたたえたうえで「事件の犯人を捕まえ、必ず法の裁きにかける」と述べ、犯人の検挙に全力を尽くす考えを強調しました。
会場では、農業用水路の建設にあたるなどした中村さんの記録が上映され、参列者たちが中村さんをしのびました。
60代の男性は「中村さんは、アフガニスタンを復興させ国民の生活を向上させてくれました。功績を決して忘れません」と話していました。
事件をめぐっては、現地の当局がこれまでに複数の男から事情を聴くなど捜査を続けていますが、実行犯の拘束には至っておらず、依然、真相は解明されていません。