塩野義製薬が
開発した
新型コロナウイルスの
飲み
薬について、
使用を
認めるか
審議する
厚生労働省の
専門家会議が
始まりました。
重症化リスクの
低い患者も
軽症の
段階から
服用できるのが
特長で、
使用が
承認されれば
国内の
製薬会社が
開発した
初めての
飲み
薬となります。
審議が行われているのは塩野義製薬が開発した新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」です。
この薬は、軽症の段階から服用できる新型コロナウイルスの飲み薬で、重症化するリスクが高い患者を対象にしていたこれまでの薬と違い、重症化リスクの低い患者でも服用できるのが特長です。
ことし2月に使用の承認が申請されたあと、緊急時に、開発された薬などを迅速に承認するための「緊急承認」の制度で6月と7月に審議されましたが、有効性についての判断が見送られて継続審議となり、塩野義製薬はその後、最終段階の治験の結果を新たに、厚生労働省などに提出していました。
会議では、発熱などの症状を改善する効果が認められたなどとする治験の結果や薬の安全性などについて審議が行われています。
会議で了承され、厚生労働省が使用を承認すれば、国内の製薬会社が開発した初めての飲み薬となります。