2014年ねんのブラジル大会たいかいではウルグアイ、イタリア、イングランドと、優勝ゆうしょう経験けいけんのあるチームがそろった1次じリーグを堅かたい守もりで負まけなしの1位いで突破とっぱ。

決勝けっしょうトーナメントの1回戦かいせんも勝かって、過去かこ最高さいこうとなるベスト8入いりを果はたし、旋風せんぷうを巻き起まきおこしました。

初戦しょせんとなった23日にちのスペイン戦せんを前まえに記者きしゃ会見かいけんしたルイス フェルナンド・スアレス監督かんとくは「相手あいての居心地いごこちを悪わるくさせたうえで、自分じぶんたちの強つよみを発揮はっきできればと思おもう。勝かつために何なにをすべきはわかっている」と自信じしんを見みせていました。

しかし、的確てきかくなポジショニングと抜群ばつぐんの反応はんのうの速はやさでゴール前まえに立たちはだかります。かつて所属しょぞくしたスペイン1部ぶリーグの強豪きょうごう、レアルマドリードでは史上しじょう初はつのヨーロッパチャンピオンズリーグの3連覇れんぱに貢献こうけんするなど数々かずかずのタイトルを手てにし、2019年ねんからフランス1部ぶリーグのパリサンジェルマンでプレーしています。

しかし、今こんシーズンはレギュラーを奪うばわれて1試合しあいも出場しゅつじょうしておらず、コンディションが不安ふあん視しされていました。初戦しょせんでもディフェンダーとの連携れんけいミスがあるなど本ほん調子ちょうしとはほど遠ほどとおく、失点しってんの場面ばめんなどでは仲間なかまと言い合いいあうような様子ようすも見みられました。

初戦しょせんに後半こうはんから出場しゅつじょうしたディフェンダーのケンダル・ワストン選手せんしゅは「まだつらい気持きもちは残のこっていて、消化しょうかするには時間じかんがかかるが急いそがないといけない。次つぎの日本にっぽん戦せんが一番いちばん大切たいせつになる」と前まえを向むいていました。

また、フル出場しゅつじょうしたディフェンダーのケイシェル・フレール選手せんしゅは「日本にっぽんとどう戦たたかうかについてチーム内ないで話はなしをした。準備じゅんびはできていて監督かんとくのプランに従したがう」と話はなしていました。

その攻撃こうげき陣じんの中心ちゅうしんはヨーロッパのリーグで長ながくプレーした経験けいけんを持もち、背せ番号ばんごう10を背負せおう37歳さいのベテラン、ブライアン・ルイス選手せんしゅです。左足ひだりあしからの多彩たさいなキックでチャンスを作つくり、得点とくてん能力のうりょくも高たかいミッドフィルダーは、2014年ねんの大会たいかいでは2得点とくてんを挙あげて攻撃こうげきをけん引けんいんしました。ルイス選手せんしゅは今こん大会たいかいを最後さいごに現役げんえきを引退いんたいする考かんがえを明あきらかにしていて、最後さいごのワールドカップに強つよい思おもいを持もって臨のぞんでいます。

決勝けっしょうトーナメント進出しんしゅつのためには守備しゅびの修正しゅうせいと、勝かち点てんが必要ひつようなコスタリカに対にたいし、日本にっぽんは得点とくてんを取とりに前まえに出でてくる相手あいての背後はいごのスペースをついたり、ボールを奪うばってから素早すばやくカウンターを仕掛しかけたりして、いかにチャンスを作つくれるかがポイントになりそうです。

日本にっぽんが勝かてば、同おなじ日ひに行おこなわれるスペイン対たいドイツの結果けっか次第しだいで2大会たいかい連続れんぞくの決勝けっしょうトーナメント進出しんしゅつが決きまります。ドイツ戦せんでの歴史れきし的てきな勝利しょうりの勢いきおいを2戦せん目めにも持ち込もちこめるのか注目ちゅうもくです。