外国の組織などに対し、中国や香港の政府に制裁を科すよう呼びかけたとして外国勢力と結託し、国家の安全に危害を加えた疑いがあるとしています。
「リンゴ日報」によりますと、逮捕されたのは、中国問題に関する社説などを執筆していた「主筆」だということです。
リンゴ日報は警察に資金を凍結され、経営が厳しくなっており、グループを統括する会社は当局に凍結の解除を求めています。
こうした中、社員の辞職が相次ぎ、インターネットで配信していた一部の番組はすでに運営を停止しています。
また、グループの傘下にある別のウェブマガジンも23日、「読者への手紙」を発表して運営を終えることを明らかにしました。
グループを統括する会社は今月25日に役員会を開き、新聞の発行やインターネットでの記事の配信を続けるかどうか最終的に判断するとしています。
ただ、香港メディアは、当局が資金の凍結解除に応じる見込みはなく、会社の運営資金が底をつくなどとして、25日よりも前に発行停止に追い込まれる可能性もあるとの見方を伝えています。