アメリカの
トランプ大統領は、
来月1日から
中国からの
輸入品のうち2500
億ドル
分に
上乗せしている
関税を25%から30%に
引き上げるとしていましたが、
この措置の
発動を
来月15
日からに
延期する
方針を
明らかにしました。
アメリカと
中国は、
お互いに
追加の
関税を
上乗せして
対立が
深まっていて、
先月には、アメリカが
中国への
対抗措置として、
来月1日から
中国からの
輸入品のうち、すでに
発動している2500
億ドル
分に
上乗せしている
関税を25%から30%に
引き上げることを
明らかにしています。
これについてトランプ大統領は11日、ツイッターに投稿し、関税の引き上げの措置の発動を来月1日から15日へ延期する方針を明らかにしました。
トランプ大統領は「中国の劉鶴副首相に求められた。中国が来月1日に建国70年を祝うことから、アメリカは善意を示すため15日に延期することに同意した」と書き込みました。
米中の間では今月5日、中国の劉副首相とアメリカのライトハイザー通商代表、それにムニューシン財務長官が電話で協議し、来月初めにワシントンで閣僚級の貿易交渉を行うことで合意したばかりです。
トランプ大統領は関税の引き上げの措置の発動を延期し、閣僚級交渉で実質的な進展を図るよう促すねらいもあるとみられます。