일본어 뉴스: 石川輪島妻と娘亡くした男性「地震から2か月何も変わらず」

石川いしかわ輪島わじま妻つまと娘むすめ亡なくした男性だんせい「地震じしんから2か月かげつ何なにも変かわらず」

Mar 2, 2024 20:03

Furigana

能登のと半島はんとう地震じしんで7階かい建だてのビルが倒壊とうかいして自宅じたくが巻き込まきこまれ、妻つまと19歳さいの娘むすめを亡なくした石川いしかわ県けん輪島わじま市しの男性だんせいが2日にち、自宅じたくを訪おとずれ「ここに来くると気持きもちは1月つき1日にちのままで、地震じしんから2か月かげつというけれど気持きもちも何なにも変かわらない。朝あさ起おきると妻つまと娘むすめがいるんじゃないかという気きがして、時間じかんだけが過すぎていく」と話はなしました。

輪島わじま市し河井かわい町まちの楠くすのき健二けんじさん（55）は、1月つき1日にち、居酒屋いざかやを兼かねた3階かい建だての自宅じたくで家族かぞく5人にんで過すごしていたところ、隣となりの7階かい建だてのビルの倒壊とうかいに巻き込まきこまれ、妻つまの由香利ゆかりさん（48）と長女ちょうじょの珠たま蘭らんさん（19）を亡なくしました。

地震じしんのあと楠くすのきさんは県けん外がいに避難ひなんしながら輪島わじま市しに戻もどって2人にんの思い出おもいでの品しなを探さがすといった生活せいかつを続つづけていて、2日にちも自宅じたくを訪おとずれました。

楠くすのきさんの左手ひだりてには去年きょねんの誕生たんじょう日びにサプライズで由香利ゆかりさんからプレゼントされ、先月せんげつ、自宅じたくから見つけ出みつけだした腕うで時計とけいがあり、「もともとあったはずのものだけど見みつかった時ときは本当ほんとうにうれしかった」と振り返ふりかえりました。

楠くすのきさんは地震じしんから2か月かげつがたった現在げんざいの心境しんきょうについて、「きのうは次女じじょの卒業そつぎょう式しきがあり、少すこし気分きぶん転換てんかんができるかなと思おもったけど、ここに来くるとダメで、気持きもちは1月つき1日にちのままで、地震じしんから2か月かげつというけれど気持きもちも何なにも変かわらない。朝あさ起おきると妻つまと娘むすめがいるんじゃないかという気きがして、時間じかんだけが過すぎていく。残のこされた子こどももいるし、仕事しごともしないといけないけど、頑張がんばれないし、どうしていいか全然ぜんぜん分わからない」と話はなしていました。