ミサイルは飛行ひこう距離きょりがおよそ550キロから600キロ、最高さいこう高度こうどはいずれもおよそ50キロで、2発はつとも朝鮮ちょうせん半島はんとう東ひがしの日本にっぽんのEEZ＝排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきの外側そとがわの日本海にほんかいに落下らっかしたと推定すいていされています。

ミサイルはいずれも変則へんそく的てきな軌道きどうで飛行ひこうした可能かのう性せいがあるということです。

日本にっぽんの船舶せんぱくや航空こうくう機きなどへの被害ひがいの情報じょうほうは確認かくにんされていないということです。

北朝鮮きたちょうせんは今月こんげつ12日にちにもICBM＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイル級きゅうのミサイル1発はつを発射はっしゃし、防衛ぼうえい省しょうは従来じゅうらいの液体えきたい燃料ねんりょう式しきより迅速じんそくに発射はっしゃすることができる固体こたい燃料ねんりょう式しきの新型しんがたの弾道だんどうミサイルと推定すいていしています。

北朝鮮きたちょうせんが弾道だんどうミサイルや、弾道だんどうミサイル技術ぎじゅつを用もちいたものを発射はっしゃしたのはことし13回かい目めとなります。

防衛ぼうえい省しょうは発射はっしゃの目的もくてきを分析ぶんせきするとともに警戒けいかいと監視かんしを続つづけています。

また「北朝鮮きたちょうせんが北朝鮮きたちょうせん西岸せいがん付近ふきんから2発はつの弾道だんどうミサイルを東ひがし方向ほうこうに発射はっしゃした。いずれも朝鮮ちょうせん半島はんとう東ひがしのわが国わがくにのEEZ＝排他はいた的てき経済けいざい水域すいいき外がいに落下らっかしたと推定すいていしている」と述のべました。

韓国かんこく軍ぐんはアメリカ軍ぐんとともに詳くわしい分析ぶんせきを進すすめています。

そして情報じょうほうの収集しゅうしゅうと分析ぶんせきに全力ぜんりょくを挙あげ、国民こくみんに対にたいし、迅速じんそく・的確てきかくな情報じょうほう提供ていきょうを行おこなうこと、航空こうくう機きや船舶せんぱくなどの安全あんぜん確認かくにんを徹底てっていすること、それに不測ふそくの事態じたいに備そなえ、万全ばんぜんの態勢たいせいをとることを指示しじしました。

4月つきは、従来じゅうらいの液体えきたい燃料ねんりょう式しきよりも迅速じんそくに発射はっしゃできる固体こたい燃料ねんりょう式しきの新型しんがたICBM「火星かせい18型がた」の初はじめての発射はっしゃ実験じっけんを行おこなったと発表はっぴょうしました。

5月つきには初はじめての軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせいを打ち上うちあげ、失敗しっぱいしたと発表はっぴょうし、先月せんげつは短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつを発射はっしゃしていました。

そして今月こんげつ12日にち、日本海にほんかいに向むけてICBM級きゅうの1発はつを発射はっしゃしていました。

北朝鮮きたちょうせんが弾道だんどうミサイルの可能かのう性せいがあるものや弾道だんどうミサイル技術ぎじゅつを用もちいたものを発射はっしゃしたのは、ことし13回かい目めです。