「
南海トラフ
地震臨時情報」が
出されたことを
受けて、
津波の
浸水想定区域に
ある愛媛県宇和島市の
道の
駅では、
備えについて
確認を
進めていますが、
お盆休みでふだんより
増えている
利用客を
どう安全に
避難させるのか、
課題も
浮かび上がっています。
海のすぐそばにある宇和島市の道の駅「きさいや広場」は、地震で津波警報が出された場合、従業員が利用客を200メートルほど離れた高台の国道まで避難誘導することにしています。
「臨時情報」が出されたあとは、従業員が観光客の誘導方法などが書かれた津波の避難対応マニュアルを改めて確認しました。
しかし、お盆休みの期間は、利用客が一日およそ4000人とふだんの倍に増えるうえ、土地勘のない県外からの客も多いことから、大勢の利用客をどう安全に避難させるのか課題も浮かび上がっています。
道の駅では今後、訓練の実施やマニュアルの更新などを通じて備えを強化したいとしています。
「きさいや広場」の井上裕介副支配人は「いつ地震が来るかわからない中で明確に避難誘導ができるよう備えを進めたい」と話していました。