ＪＯＣじぇいお-し-竹田たけだ会長かいちょう あす理事りじ会かいで退任たいにん表明ひょうめいへ

竹田たけだ会長かいちょうは一貫いっかんして潔白けっぱくを主張しゅちょうしていますが、ＩＯＣあいお-し-＝国際こくさいオリンピック委員いいん会かいが東京とうきょう大会たいかいへのリスクを強つよく懸念けねんしていることなどから国内外こくないがいから進退しんたいを問とわれ、退任たいにんは避さけられない情勢じょうせいとなっています。

こうした中なか、竹田たけだ会長かいちょうはすでに関係かんけい者しゃに会長かいちょうを退任たいにんする意向いこうを伝つたえていて、19日にち開ひらかれるＪＯＣじぇいお-し-の理事りじ会かいの中なかで、ことし６月ろくがつの任期にんきいっぱいで会長かいちょうを退任たいにんすることを表明ひょうめいする見通みとおしであることが関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで分わかりました。

この問題もんだいでは竹田たけだ会長かいちょうが国際こくさい会議かいぎを欠席けっせきするなど会長かいちょうとしての活動かつどうに影響えいきょうが出で始はじめていて、さらにＩＯＣあいお-し-＝国際こくさいオリンピック委員いいん会かいが東京とうきょう大会たいかいへのリスクを強つよく懸念けねんしていることから１いち年ねん４よんか月かげつ後ごに迫せまった東京とうきょう大会たいかいへの影響えいきょうを考慮こうりょして判断はんだんしたものとみられます。

馬術ばじゅつで五輪ごりん出場しゅつじょう 日本にっぽんの五輪ごりんの“顔かお”

ＪＯＣじぇいお-し-＝日本にっぽんオリンピック委員いいん会かいの竹田たけだ恒和つねかず会長かいちょうは71歳さい、馬術ばじゅつの選手せんしゅとして1972年ねんのミュンヘンオリンピックと次つぎのモントリオールオリンピックに出場しゅつじょうしました。

その後そのご、ＪＯＣじぇいお-し-で選手せんしゅ強化きょうかなどに携たずさわり、常務じょうむ理事りじを経へて2001年ねんから会長かいちょうに就任しゅうにんし、現在げんざい10期き目めです。

2012年ねんからＩＯＣあいお-し-＝国際こくさいオリンピック委員いいん会かいの委員いいんを務つとめ、ＩＯＣあいお-し-マーケティング委員いいん会かいの委員いいん長ちょうやアジアのオリンピック委員いいん会かいで作つくるアジアオリンピック評議ひょうぎ会かいの副ふく会長かいちょうの要職ようしょくに就ついています。

日本にっぽんのオリンピックの”顔かお”と言いえる存在そんざいで、2020年ねんの東京とうきょうオリンピック・パラリンピックの招致しょうちでは当時とうじの招致しょうち委員いいん会かいトップの理事りじ長ちょうを務つとめたほか、大会たいかいの組織そしき委員いいん会かいでは副ふく会長かいちょうを務つとめています。

スポーツ庁ちょう長官ちょうかん「今後こんごも連携れんけい図はかる」

ＪＯＣじぇいお-し-の竹田たけだ会長かいちょうが会長かいちょうを退任たいにんする意向いこうであることについて、スポーツ庁ちょうの鈴木すずき長官ちょうかんは18日にち午前ごぜん、記者きしゃ団だんに対にたいし、「あくまでも民間みんかん団体だんたいの人事じんじのことなので、コメントは差し控さしひかえる」と述のべました。

そのうえで来年らいねんの東京とうきょうオリンピックを前まえにＪＯＣじぇいお-し-の会長かいちょうが替かわる影響えいきょうについては「多少たしょうはあると思おもうが、まだ正式せいしきに発表はっぴょうされたわけでもない。国くにとしてもオリンピックなどの主体しゅたいとなる団体だんたいとはこれからも連携れんけいを図はかってスムーズな運営うんえいができるようにしていきたい」と述のべました。