トランプ前米大統領ぜんべいだいとうりょうが２４日にじゅうよっかにジョージア州しゅうフルトン郡ぐんの拘置所こうちしょに出頭しゅっとうし、所定しょていの手続てつづきを受うける予定よていであることが分わかった。事情じじょうに詳くわしい情報筋じょうほうすじ２人ふたりが明あきらかにした。トランプ氏しは２１日にち、これに先立さきだち、保釈金ほしゃくきんを２０万まんドル（約やく２９２０万円まんえん）に設定せっていすることなどの保釈条件ほしゃくじょうけんについて合意ごういした。

ジョージア州しゅうの事件じけんで起訴きそされた他ほかの複数ふくすうの共同被告人きょうどうひこくじんも同日どうじつ、保釈条件ほしゃくじょうけんについて地区検察ちくけんさつと合意ごういした。

保釈金ほしゃくきんに関かんする文書ぶんしょで示しめされたトランプ氏しの保釈条件ほしゃくじょうけんは、同日承認どうじつしょうにんされた他ほかの文書ぶんしょで示しめされた保釈条件ほしゃくじょうけんよりも幅広はばひろい内容ないようとなっている。

一部いちぶの共同被告人きょうどうひこくじんとは異ことなり、トランプ氏しは事件じけんの共同被告人きょうどうひこくじん１８人にんや証人しょうにん、起訴きそされていない共謀者きょうぼうしゃ３０人にんを脅おどす目的もくてきでＳＮＳを使用しようすることを明示的めいじてきに禁きんじられる。

トランプ氏しの保釈条件ほしゃくじょうけんとして現金げんきんでの保釈金支払ほしゃくきんしはらいや、ＳＮＳを通つうじた脅おどしの禁止きんしが盛もり込こまれるのは、選挙結果転覆せんきょけっかてんぷくを巡めぐるフルトン郡ぐんの訴訟そしょうが初はじめて。

フルトン郡ぐんの刑事訴訟けいじそしょうはトランプ氏しに対たいする今年ことし４度目どめの起訴きそとなる。これ以前いぜんの起訴きそではトランプ氏しの保釈条件ほしゃくじょうけんはおおむね通常通つうじょうどおりの内容ないようだった。

フロリダ州しゅうの自宅じたく「マール・ア・ラーゴ」への機密書類きみつしょるいの持もち出だしを巡めぐり特別検察官とくべつけんさつかんが提起ていきした訴訟そしょうでは、トランプ氏しは自己誓約じこせいやくで保釈ほしゃくされた。ただ、証人しょうにんとの接触せっしょくの制限せいげんについては弁護士べんごしから反発はんぱつの声こえが上あがった。

首都しゅとワシントンで提起ていきされた選挙結果転覆せんきょけっかてんぷくを巡めぐる特別検察官とくべつけんさつかんの訴訟そしょうでも、トランプ氏しは最小限さいしょうげんの条件じょうけんで保釈ほしゃくされていた。