こども家庭かてい庁ちょうによりますと、保育ほいく所しょなどの空あきを待まつ「待機たいき児童じどう」はことし4月つきの時点じてんで全国ぜんこくで2680人にんでした。

去年きょねんと比くらべて264人にん減少げんしょうし、調査ちょうさを開始かいしした平成へいせい6年ねん以降いこうで最もっとも少すくなくなりました。

過去かこ最少さいしょうを更新こうしんするのは5年ねん連続れんぞくです。

都道とどう府県ふけん別べつでは多おおい順じゅんに

▽沖縄おきなわ県けんが411人にん

▽埼玉さいたま県けんが347人にん

▽東京とうきょう都とが286人にん

▽兵庫ひょうご県けんが241人にん

▽神奈川かながわ県けんが222人にんなどとなっています。

待機たいき児童じどうがいなかったのは、青森あおもり、山形やまがた、栃木とちぎ、群馬ぐんま、新潟にいがた、富山とやま、石川いしかわ、福井ふくい、山梨やまなし、岐阜ぎふ、鳥取とっとり、島根しまね、長崎ながさき、大分おおいた、宮崎みやざきの15の県けんで、去年きょねんから1県けん増ふえました。

待機たいき児童じどうの減少げんしょうについてこども家庭かてい庁ちょうは、保育ほいくの受け皿うけざらの拡大かくだいや、就学しゅうがく前まえの子こどもの数かずが想定そうてい以上いじょうに減少げんしょうし、申込もうしこみ者しゃ数すうが見込みこみを下回したまわったことなどが要因よういんだとしています。

一方いっぽうで、特定とくていの地域ちいきで申し込もうしこみが集中しゅうちゅうするなど需要じゅように偏かたよりがあることや、保育ほいく士しが確保かくほできず定員ていいんが減少げんしょうしたことなどから待機たいき児童じどうが増加ぞうかした地域ちいきもあるということです。

また、ことし4月つきの保育ほいく所しょなどへの申込もうしこみ者しゃ数すうは減少げんしょうしたものの

▽共働ともばたらき世帯せたいの割合わりあいの増加ぞうかや

▽コロナ禍かの利用りよう控ひかえが大おおきく減少げんしょうしたことなどから、今後こんごの推移すいいを注視ちゅうししていく必要ひつようがあるとしています。

こども家庭かてい庁ちょうは自治体じちたいと連携れんけいしながら受け皿うけざらの確保かくほに向むけた支援しえんなどを続つづけるほか、今後こんごは、保育ほいく所しょや保育ほいく士しのもつノウハウを活用かつようした子育こそだて支援しえんの取り組とりくみを地域ちいきの中なかで行おこなうなど、保育ほいく所しょなどの多た機能きのう化かも進すすめていくとしています。