日本航空は、3000
億円程度の
大規模な
資金調達を
行う方向で
最終調整に
入ったことが
分かりました。
新型コロナの
感染拡大で
航空需要が
低迷するなか、
財務基盤の
強化に
加えて、
感染収束後を
見据えて
成長投資に
充てるねらいが
あるものとみられます。
関係者によりますと、日本航空はメガバンク3行と政府系金融機関の日本政策投資銀行から一部が資本とみなされる「劣後ローン」の形で2000億円程度の融資を受ける方向で調整しています。
さらに新たな社債の発行も検討していて、調達額は合わせて3000億円程度と、大規模な資金調達になる見込みです。
日本航空は、新型コロナウイルスの影響で昨年度のグループ全体の決算が2800億円余りの最終赤字となりました。
感染拡大でその後も航空需要は低迷が続いています。
会社としては、新たな資金調達で財務基盤を強化することに加えて感染収束後を見据えて格安航空会社など成長分野の事業強化や、脱炭素への対応を進めるねらいもあるものとみられます。
航空業界では、コロナ禍でスカイマークも劣後ローンで財務基盤の強化を図っています。