IAEA=
国際原子力機関のグロッシ
事務局長は、11
日に
開かれた
国連の
安全保障理事会の
緊急会合に
オンラインで
出席し、
砲撃が
相次いでいるウクライナ
南東部のザポリージャ
原子力発電所の
状況について
説明しました。
このなかでグロッシ事務局長は砲撃によって、送電網の一部が損傷を受け、稼働中だった3つの原子炉のうち1基が停止したと報告しました。
そのうえで、「最新の情報に基づくIAEAの専門家による初期段階の評価では、砲撃による原発の安全性に対する差し迫った脅威はない。しかし、その評価はいつでも変わる可能性がある」と述べ、原発の安全性の確保に改めて強い懸念を示すとともに直ちに砲撃をやめるよう求めました。
そして、IAEAの専門家チームがザポリージャ原発を訪れ、安全性を確保するための技術的な支援などを行うことが重要だと訴え、ロシアとウクライナに対してすみやかに視察や調査が実現するよう、協力を求めました。
クリミアの爆発はウクライナ側の攻撃との報道 ロシア軍に損害も
ロシアが8
年前に
一方的に
併合したウクライナ
南部クリミア半島では9
日、ロシア
軍の
基地で
大規模な
爆発があり、ロシア
側は
飛行場の
弾薬庫が
爆発したが
攻撃を
受けたものではないと
主張しています。
一方、ウクライナ政府は公式に関与を認めていませんが、アメリカの複数の有力紙はウクライナ側が攻撃に関与したという見方を伝え、ゼレンスキー大統領は10日「ロシア軍はクリミアで9機の戦闘機を失った」と述べてロシア軍が大きな損害を被ったと強調しました。
また、ウクライナ軍は軍事侵攻によってロシアが掌握したとする南部ヘルソン州で、要衝の橋を攻撃して通行できなくしたと発表するなど、ロシア軍の補給路を狙ったとみられる攻撃も続けています。
ウクライナ軍 “ロシア軍の空爆 先週比2倍に 攻撃の精度は低い”
ウクライナ
軍は、11
日の
記者会見でロシア
軍による
空爆が
先週と
比べて2
倍に
増加したと
明らかにしました。
ロイター通信によりますと、ウクライナ軍は会見で、空爆は軍事拠点だけでなく民間のインフラ施設にも行われているとした上で「敵の飛行機やヘリコプターはウクライナ側の防空圏を避けているため攻撃の精度が低い」と指摘したということです。
ロシア側支配地域で住民投票の準備もウクライナ側反撃
ロシア
側は7
割以上を
掌握したと
主張する
南東部ザポリージャ
州で、
地元の
親ロシア
派の
幹部が11
日、ロシアの
新聞「イズベスチヤ」への
インタビューの
中で、ロシアへの
編入の
賛否を
問う住民投票について「ロシアで
地方選挙が
行われる9
月11
日にあわせて
実施できれば
望ましい」と
述べました。
一方で、住民投票はロシア軍が掌握を進める東部2州や南部ヘルソン州と一斉に行うことも親ロシア派の間で協議され、こうした地域で戦闘が続く中、投票に向けた準備が予定通り進んでいないとも指摘しています。
ロシア側は掌握したと主張する南部や南東部の併合に向けた既成事実化を進めたい狙いですが、支配された地域の奪還を目指すウクライナ軍の反撃に直面し、さらにウクライナ側の住民も根強く抵抗していると指摘され、双方の攻防が一段と激しくなるとみられます。
マクドナルド 停止中のウクライナ国内店舗の営業 一部地域で再開
ハンバーガーチェーン
大手のマクドナルドは、ロシアによる
軍事侵攻を
受けてことし2
月から
停止していたウクライナ
国内での
店舗の
営業を
一部の
地域で
再開することを
決めたと
発表しました。
ウクライナ政府や材料の調達先などと幅広く議論を重ねた上での結論だとし、ほかの事業者が安全に営業を再開している首都キーウとウクライナ西部の一部の店舗で今後、数か月にわたって段階的に営業を再開していくとしています。
ロシアによる軍事侵攻の前にはウクライナ国内に100余りの店舗があったということで、会社は現在も1万人を超える従業員に給料の支払いを続けているとしています。
メドベージェフ前大統領 ウク東部で親ロシア派武装勢力と会議
ロシアの
前大統領で、
現在は
安全保障会議の
副議長を
務めるメドベージェフ
氏は11
日、SNSにロシア
軍が
掌握したと
宣言したウクライナ
東部のルハンシク
州を
訪問したと
明らかにしました。
このなかでメドベージェフ氏は東部2州の親ロシア派武装勢力の指導者、プシリン氏とパセチニク氏と面会して会議を開催したとしていて、会議には、プーチン大統領の側近、ロシア大統領府のキリエンコ第1副長官や、ロシア連邦保安庁のボルトニコフ長官らも出席したとしています。
そして「会議では親ロシア派の地域の法律をロシアの法律に調和させることや、インフラ復旧や病院の修復、新年度の学校の入学準備などに焦点があてられた」としていて、ロシア軍が掌握した東部地域を将来的にロシアに編入することをにらみ、意見が交わされたことがうかがえます。
ウクライナの原発公社 “ザポリージャ原発 11日再び攻撃受けた”
8
月に
入って
攻撃が
相次いでいるウクライナ
南東部のザポリージャ
原子力発電所について、ウクライナの
原発公社エネルゴアトムは11
日、
原発が
再び
攻撃を
受けたと
発表しました。
一方、ザポリージャ州の親ロシア派の幹部も攻撃があったと主張し、ウクライナとロシアの双方が「相手の攻撃だ」と非難し合っています。
エネルゴアトムはSNSを更新し「11日、ロシア軍は再びザポリージャ原発を攻撃した」としたうえで、核物質が貯蔵されている場所の近くに砲撃があったほか、原発の近くにある消防署の敷地内にも砲撃があったと明らかにしました。
周辺の放射線量に変化はないとしたものの、攻撃によって放射線量を測定する一部のセンサーが損傷したとして状況は悪化しているとしています。
一方、ザポリージャ州の親ロシア派の幹部もSNSでザポリージャ原発の敷地内などでウクライナ側による砲撃があったと主張しました。
ザポリージャ原発をめぐっては、8月5日以降に攻撃が相次ぎ、いずれもウクライナとロシアの双方が「相手の攻撃だ」と主張して繰り返し非難し合っていて、ヨーロッパ最大規模の原発の安全性の確保に懸念が強まっています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領 “ロシア軍クリミアでも損害”
ウクライナ
南部クリミア半島に
あるロシア
軍の
基地で9
日、
大規模な
爆発があったなか、ウクライナのゼレンスキー
大統領は10
日に
公開した
動画で「ロシア
軍はクリミアで9
機の
戦闘機を
失った」と
述べ、ロシア
軍はクリミアでも
多大な
損害を
被ったと
強調しました。
そのうえで「ウクライナがより多くの武器や財政的な支援を受けられれば、より早くウクライナとヨーロッパの人々が再び、平和で安定した生活を送ることができる」と述べ、武器の供与などさらなる支援を改めて各国に呼びかけました。
東京女子医大 元理事長を逮捕 背任の疑い 医大の名門でなぜ?
国内有数の私立医大、東京女子医科大学の元理事長が新宿区にあるキャンパスの施設の建設をめぐり、建築士の口座に実態のないアドバイザー業務に対する報酬として大学から資金を振り込ませ、大学におよそ1億2000万円の損害を与えたとして、背任の疑いで逮捕されました。警視庁は建築士側に振り込まれた資金が、当時、大学トップだった元理事長に還流していたとみて解明を進めることにしています。
Source: NHK
Jan 13, 2025 12:01
【放送中】全国女子駅伝 中学生から社会人が都道府県対抗で
中学生から社会人までのランナーがたすきをつなぐ都道府県対抗の全国女子駅伝が京都で、このあと午後0時半にスタートします。全国最多18回の優勝を誇る地元・京都を軸に実力のある選手をそろえた大阪や神奈川、長野、それに千葉などが優勝を争う展開になるものとみられます。また、最終9区では兵庫の田中希実選手や長崎の廣中璃梨佳選手、石川の五島莉乃選手などオリンピック出場経験のある選手たちの走りに注目です。最新情報を速報でお伝えします。NHKでは総合テレビとラジオ第1、それにNHKプラスで中継しています。
Source: NHK
Jan 12, 2025 12:01
兵庫 加古川 女児殺害事件 容疑者の話に基づき海で刃物捜索
18年前、兵庫県加古川市で小学生の女の子を刃物で刺して殺害したなどとして逮捕された46歳の容疑者が、逮捕前の任意の事情聴取に対し「刃物は海に捨てた」と話していたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は容疑者の話に基づき、11日、兵庫県内の海で刃物の捜索を行いました。
Source: NHK
Jan 11, 2025 16:01
梅毒 去年の感染者数1万4663人 過去2番目の多さ 流行収まらず
去年1年間に全国から報告された性感染症の梅毒の感染者数は、速報値で1万4663人と過去2番目に多かったことが国立感染症研究所のまとめで分かりました。過去最多となったおととしとほぼ同じ水準で、専門家は「流行は収まっておらず、早期の発見と治療が大切だ」と話しています。
Source: NHK
Jan 11, 2025 05:01
トランプ氏の不倫口止め料めぐる裁判 有罪評決維持も刑罰なし
アメリカのトランプ次期大統領の不倫の口止め料をめぐる裁判で、ニューヨークの裁判所は10日、トランプ氏に対し、去年5月に陪審員が下した有罪の評決を維持する一方で刑罰は科さないとする判決を言い渡しました。オンラインで出廷したトランプ氏は「政治的な魔女狩りだ」などと改めて主張し、控訴すると明らかにしました。
Source: NHK
Jan 11, 2025 05:01
This feature is only available for registered users!
Login
or
Register
Premium feature
You need to upgrade to a premium account to using this feature
Are you sure you want to test again?
You have reached the limit for today
Please upgrade your account to read unlimited newspapers