일본어 뉴스: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（8月12日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる12日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

IAEA ザポリージャ原発げんぱつへの視察しさつ実現じつげんするよう協力きょうりょく求もとめる

IAEA＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんのグロッシ事務じむ局長きょくちょうは、11日にちに開ひらかれた国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの緊急きんきゅう会合かいごうにオンラインで出席しゅっせきし、砲撃ほうげきが相次あいついでいるウクライナ南東なんとう部ぶのザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょの状況じょうきょうについて説明せつめいしました。

このなかでグロッシ事務じむ局長きょくちょうは砲撃ほうげきによって、送電そうでん網もうの一部いちぶが損傷そんしょうを受うけ、稼働かどう中ちゅうだった3つの原子げんし炉ろのうち1基きが停止ていししたと報告ほうこくしました。

そのうえで、「最新さいしんの情報じょうほうに基もとづくIAEAの専門せんもん家かによる初期しょき段階だんかいの評価ひょうかでは、砲撃ほうげきによる原発げんぱつの安全あんぜん性せいに対にたいする差し迫さしせまった脅威きょういはない。しかし、その評価ひょうかはいつでも変かわる可能かのう性せいがある」と述のべ、原発げんぱつの安全あんぜん性せいの確保かくほに改あらためて強つよい懸念けねんを示しめすとともに直ただちに砲撃ほうげきをやめるよう求もとめました。

そして、IAEAの専門せんもん家かチームがザポリージャ原発げんぱつを訪おとずれ、安全あんぜん性せいを確保かくほするための技術ぎじゅつ的てきな支援しえんなどを行おこなうことが重要じゅうようだと訴うったえ、ロシアとウクライナに対にたいしてすみやかに視察しさつや調査ちょうさが実現じつげんするよう、協力きょうりょくを求もとめました。

クリミアの爆発ばくはつはウクライナ側がわの攻撃こうげきとの報道ほうどうロシア軍ぐんに損害そんがいも

ロシアが8年ねん前まえに一方いっぽう的てきに併合へいごうしたウクライナ南部なんぶクリミア半島くりみあはんとうでは9日にち、ロシア軍ぐんの基地きちで大だい規模きぼな爆発ばくはつがあり、ロシア側がわは飛行場ひこうじょうの弾薬だんやく庫こが爆発ばくはつしたが攻撃こうげきを受うけたものではないと主張しゅちょうしています。

一方いっぽう、ウクライナ政府せいふは公式こうしきに関与かんよを認みとめていませんが、アメリカの複数ふくすうの有力ゆうりょく紙しはウクライナ側がわが攻撃こうげきに関与かんよしたという見方みかたを伝つたえ、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは10日にち「ロシア軍ぐんはクリミアで9機きの戦闘せんとう機きを失うしなった」と述のべてロシア軍ぐんが大おおきな損害そんがいを被こうむったと強調きょうちょうしました。

また、ウクライナ軍ぐんは軍事ぐんじ侵攻しんこうによってロシアが掌握しょうあくしたとする南部なんぶヘルソン州しゅうで、要衝ようしょうの橋はしを攻撃こうげきして通行つうこうできなくしたと発表はっぴょうするなど、ロシア軍ぐんの補給ほきゅう路ろを狙ねらったとみられる攻撃こうげきも続つづけています。

ウクライナ軍ぐん “ロシア軍ぐんの空爆くうばく先週せんしゅう比ひ2倍ばいに攻撃こうげきの精度せいどは低ひくい”

ウクライナ軍ぐんは、11日にちの記者きしゃ会見かいけんでロシア軍ぐんによる空爆くうばくが先週せんしゅうと比くらべて2倍ばいに増加ぞうかしたと明あきらかにしました。

ロイター通信ろいた-つうしんによりますと、ウクライナ軍ぐんは会見かいけんで、空爆くうばくは軍事ぐんじ拠点きょてんだけでなく民間みんかんのインフラ施設しせつにも行おこなわれているとした上うえで「敵てきの飛行機ひこうきやヘリコプターはウクライナ側がわの防空ぼうくう圏けんを避さけているため攻撃こうげきの精度せいどが低ひくい」と指摘してきしたということです。

ロシア側がわ支配しはい地域ちいきで住民じゅうみん投票とうひょうの準備じゅんびもウクライナ側がわ反撃はんげき

ロシア側がわは7割わり以上いじょうを掌握しょうあくしたと主張しゅちょうする南東なんとう部ぶザポリージャ州しゅうで、地元じもとの親しんロシア派はの幹部かんぶが11日にち、ロシアの新聞しんぶん「イズベスチヤ」へのインタビューの中なかで、ロシアへの編入へんにゅうの賛否さんぴを問とう住民じゅうみん投票とうひょうについて「ロシアで地方ちほう選挙せんきょが行おこなわれる9月つき11日にちにあわせて実施じっしできれば望のぞましい」と述のべました。

一方いっぽうで、住民じゅうみん投票とうひょうはロシア軍ぐんが掌握しょうあくを進すすめる東部とうぶ2州しゅうや南部なんぶヘルソン州しゅうと一斉いっせいに行おこなうことも親しんロシア派はの間まで協議きょうぎされ、こうした地域ちいきで戦闘せんとうが続つづく中なか、投票とうひょうに向むけた準備じゅんびが予定よてい通どおり進すすんでいないとも指摘してきしています。

ロシア側がわは掌握しょうあくしたと主張しゅちょうする南部なんぶや南東なんとう部ぶの併合へいごうに向むけた既成きせい事実じじつ化かを進すすめたい狙ねらいですが、支配しはいされた地域ちいきの奪還だっかんを目指めざすウクライナ軍ぐんの反撃はんげきに直面ちょくめんし、さらにウクライナ側がわの住民じゅうみんも根強ねづよく抵抗ていこうしていると指摘してきされ、双方そうほうの攻防こうぼうが一段いちだんと激はげしくなるとみられます。

マクドナルド停止ていし中ちゅうのウクライナ国内こくない店舗てんぽの営業えいぎょう一部いちぶ地域ちいきで再開さいかい

ハンバーガーチェーン大手おおてのマクドナルドは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうを受うけてことし2月つきから停止ていししていたウクライナ国内こくないでの店舗てんぽの営業えいぎょうを一部いちぶの地域ちいきで再開さいかいすることを決きめたと発表はっぴょうしました。

ウクライナ政府せいふや材料ざいりょうの調達ちょうたつ先さきなどと幅広はばひろく議論ぎろんを重かさねた上うえでの結論けつろんだとし、ほかの事業じぎょう者しゃが安全あんぜんに営業えいぎょうを再開さいかいしている首都しゅとキーウとウクライナ西部せいぶの一部いちぶの店舗てんぽで今後こんご、数すうか月かげつにわたって段階だんかい的てきに営業えいぎょうを再開さいかいしていくとしています。

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうの前まえにはウクライナ国内こくないに100余あまりの店舗てんぽがあったということで、会社かいしゃは現在げんざいも1万まん人にんを超こえる従業じゅうぎょう員いんに給料きゅうりょうの支払しはらいを続つづけているとしています。

メドベージェフ前ぜん大統領だいとうりょうウク東部とうぶで親しんロシア派は武装ぶそう勢力せいりょくと会議かいぎ

ロシアの前ぜん大統領だいとうりょうで、現在げんざいは安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎの副ふく議長ぎちょうを務つとめるメドベージェフ氏しは11日にち、SNSにロシア軍ぐんが掌握しょうあくしたと宣言せんげんしたウクライナ東部とうぶのルハンシク州しゅうを訪問ほうもんしたと明あきらかにしました。

このなかでメドベージェフ氏しは東部とうぶ2州しゅうの親しんロシア派は武装ぶそう勢力せいりょくの指導しどう者しゃ、プシリン氏しとパセチニク氏しと面会めんかいして会議かいぎを開催かいさいしたとしていて、会議かいぎには、プーチン大統領だいとうりょうの側近そっきん、ロシア大統領だいとうりょう府ふのキリエンコ第だい1副ふく長官ちょうかんや、ロシア連邦れんぽう保安庁ほあんちょうのボルトニコフ長官ちょうかんらも出席しゅっせきしたとしています。

そして「会議かいぎでは親しんロシア派はの地域ちいきの法律ほうりつをロシアの法律ほうりつに調和ちょうわさせることや、インフラ復旧ふっきゅうや病院びょういんの修復しゅうふく、新しん年度ねんどの学校がっこうの入学にゅうがく準備じゅんびなどに焦点しょうてんがあてられた」としていて、ロシア軍ぐんが掌握しょうあくした東部とうぶ地域ちいきを将来しょうらい的てきにロシアに編入へんにゅうすることをにらみ、意見いけんが交かわされたことがうかがえます。

ウクライナの原発げんぱつ公社こうしゃ “ザポリージャ原発げんぱつ 11日にち再ふたたび攻撃こうげき受うけた”

8月つきに入はいって攻撃こうげきが相次あいついでいるウクライナ南東なんとう部ぶのザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょについて、ウクライナの原発げんぱつ公社こうしゃエネルゴアトムは11日にち、原発げんぱつが再ふたたび攻撃こうげきを受うけたと発表はっぴょうしました。

一方いっぽう、ザポリージャ州しゅうの親しんロシア派はの幹部かんぶも攻撃こうげきがあったと主張しゅちょうし、ウクライナとロシアの双方そうほうが「相手あいての攻撃こうげきだ」と非難ひなんし合あっています。

エネルゴアトムはSNSを更新こうしんし「11日にち、ロシア軍ぐんは再ふたたびザポリージャ原発げんぱつを攻撃こうげきした」としたうえで、核かく物質ぶっしつが貯蔵ちょぞうされている場所ばしょの近ちかくに砲撃ほうげきがあったほか、原発げんぱつの近ちかくにある消防しょうぼう署しょの敷地しきち内ないにも砲撃ほうげきがあったと明あきらかにしました。

周辺しゅうへんの放射線ほうしゃせん量りょうに変化へんかはないとしたものの、攻撃こうげきによって放射線ほうしゃせん量りょうを測定そくていする一部いちぶのセンサーが損傷そんしょうしたとして状況じょうきょうは悪化あっかしているとしています。

一方いっぽう、ザポリージャ州しゅうの親しんロシア派はの幹部かんぶもSNSでザポリージャ原発げんぱつの敷地しきち内ないなどでウクライナ側がわによる砲撃ほうげきがあったと主張しゅちょうしました。

ザポリージャ原発げんぱつをめぐっては、8月つき5日にち以降いこうに攻撃こうげきが相次あいつぎ、いずれもウクライナとロシアの双方そうほうが「相手あいての攻撃こうげきだ」と主張しゅちょうして繰り返くりかえし非難ひなんし合あっていて、ヨーロッパ最大さいだい規模きぼの原発げんぱつの安全あんぜん性せいの確保かくほに懸念けねんが強つよまっています。

ウクライナゼレンスキー大統領だいとうりょう “ロシア軍ぐんクリミアでも損害そんがい”

ウクライナ南部なんぶクリミア半島くりみあはんとうにあるロシア軍ぐんの基地きちで9日にち、大だい規模きぼな爆発ばくはつがあったなか、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは10日にちに公開こうかいした動画どうがで「ロシア軍ぐんはクリミアで9機きの戦闘せんとう機きを失うしなった」と述のべ、ロシア軍ぐんはクリミアでも多大ただいな損害そんがいを被こうむったと強調きょうちょうしました。

そのうえで「ウクライナがより多おおくの武器ぶきや財政ざいせい的てきな支援しえんを受うけられれば、より早はやくウクライナとヨーロッパの人々ひとびとが再ふたたび、平和へいわで安定あんていした生活せいかつを送おくることができる」と述のべ、武器ぶきの供与きょうよなどさらなる支援しえんを改あらためて各国かっこくに呼よびかけました。