首相官邸のウェブサイトによりますと、8
月12
日の
時点で
▽2回の接種を終えた人は人口の81%にあたるおよそ1億256万人、
▽3回目の接種を終えた人は人口の63.6%にあたるおよそ8055万人、
▽高齢者などを対象に進められている4回目の接種を終えた人はおよそ1778万人となっています。
ワクチンの接種の際には前回の接種から一定の期間を空けることとしていますが、秋以降のワクチン接種については、これまでの接種からどれくらいの接種間隔をとるべきかはまだ示されていません。
「いま 接種ができるなら早めの接種検討を」
厚生労働省の
予防接種・ワクチン
分科会の
分科会長も
務める国立感染症研究所の
脇田隆字所長は、8
月10
日の
厚生労働省の
専門家会合のあとの
記者会見で「オミクロン
株対応のワクチンが10
月半ばから
導入されても、
接種がすぐに
十分になされるのか、
まだよく分からない
部分が
ある。
今のワクチンでも、オミクロン
株に対する重症化予防効果が
増加される
効果は
あるので、いま、3
回目や4
回目の
接種が
できるという
状況があれば、
早めの
接種を
検討いただくことは
必要なのではないかと
思う」と
指摘しました。
「3回目接種済ませていない人 いま使用できるワクチンを」
北里大学の
中山特任教授は「
現状で
これだけ
感染が
広がり、
重症者も
増えている
状況なので、
まだ3
回目の
接種を
済ませていない
人は、オミクロン
株対応のワクチンを
待つのではなく、いま
使用できるワクチンを
接種することを
考えてほしい」と
話しています。
また、アメリカのFDA=食品医薬品局が「BA.4」や「BA.5」に対応したワクチンの開発を勧告していることについて「完成までに数か月はかかるだろう。それを待つよりも、これから出てくるワクチンを接種したほうがいい」と述べました。
「いまあるワクチン 接種できるときに接種するほうがいい」
大阪大学の
宮坂招へい教授も「いまあるワクチンを、
接種できるときに
接種するほうがいいだろうと
考える。
今のワクチンはそれなりに
回数を
重ねれば
効果が
出るということは
分かっている。
変異ウイルスに
対応したワクチン
開発はいたちごっこで、いま
接種できるものを
しっかりと
確実に
接種することが
大事なんだと
考えている」と
話しています。
4回目ワクチンの効果は
実際に4
回目のワクチン
接種については、
入院や
死亡のリスクが
下がる、
効果が
高いといった
報告が
各国から
出されてきています。
(※
図は
数値が
低いほど
効果が
高いことを
示す)
イスラエルの研究グループは8月2日、医学雑誌の「JAMAネットワーク・オープン」で、医療従事者2万9000人余りを対象に4回目の接種の結果を分析した結果を報告しました。
それによりますと、ことし1月、オミクロン株が急増していた時期に5300人余りが4回目の接種を受け、その後、感染が確認された人が368人だったのに対し、3回接種した2万4000人余りでは4802人が感染していたということです。
感染した人の割合は3回接種の人では19.8%だったのに対し、4回目の接種を受けた人では6.9%と低くなっていたということです。
(※
図は
数値が
高いほど
効果が
高いことを
示す)
また、アメリカのCDC=疾病対策センターは7月、10の州を対象に「BA.2」などが広がっていた時期に、mRNAワクチンの接種回数ごとのワクチンの有効性を調べた結果を報告しました。
それによりますと、50歳以上の人で、入院を防ぐ効果は3回目の接種から120日以上たった人で55%、4回目の接種から7日以上たった人で80%だったということです。
CDCは「追加接種は適切な時期になったらすぐに受ける必要がある」としています。
日本国内では、4
回目の
接種を
受けた
医療従事者を
対象に
中和抗体の
値を
調べた
データを7
月、
東京都医学総合研究所が
発表しています。
60代と70代を対象に分析すると、3回目の接種から4か月の時点では中和抗体の値が「855」だったのが、4回目の接種のあと「3942」まで上昇したということです。
3回目の接種のあとも平均的には高い水準を維持していますが、ばらつきが大きく、4回目の接種を受けることで全員が高い水準となったとしています。
大阪大学の宮坂招へい教授は「東京都のデータを見ると、3回目の接種を受けた多くの人は抗体が高い状態で、その状態が何か月も続いているが、個人差も非常に大きい。どの人が抗体が高く、どの人が低いのかは検査をしないと分からない状態だ。また、今の『BA.5』は抗体価が高い人でも感染する可能性はある。抗体価が低い人は当然感染のリスクはより高い。私は4回目の接種をするほうがいいだろうと思う」と述べました。
また、
新型コロナウイルス
対策にあたる
政府の
分科会のメンバーで、
東邦大学の
舘田一博教授は「
次に流行するのはオミクロン
株ではない
可能性もある。
大事なのは3
回目の
接種をしていない
人、あるいは4
回目の
接種券が
届いた
人は、できるだけ
早く
接種することで、
今の
感染状況を
抑える行動をとって
いく必要がある」と
話しています。
今のワクチンでも回数を重ねることで、重症化を防ぐ効果はあり、一定程度、感染を防ぐ効果はあると考えられています。
免疫学やウイルス学、それに感染症学の専門家は、口をそろえて、ワクチンの種類にあまりこだわらず、接種できるタイミングで接種を考えるべきだ、としています。
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