IOC=
国際オリンピック
委員会のバッハ
会長は、
開幕まで40
日余りとなった
東京オリンピックについて「
完全に
開催に
向けた
段階に
入った」と
述べて
大会の
予定どおりの
開催を
改めて強調しました。
IOCのバッハ会長は、10日、3日間にわたってオンラインで行われた理事会のあと、およそ2か月ぶりに会見に臨みました。
このなかでバッハ会長は、日本への訪問について「みずからの隔離期間を考えると大会前に合わせて来日したほうがいいと判断した」と述べて、今月の来日を断念し、大会の開幕に合わせて来月中旬に日本を訪れることを明らかにしました。
そして、大会開催への自信を問われると「すべての関係者との緊密な連携のもとに東京大会は完全に開催に向けた段階に入った」と述べて、予定どおりの開催を改めて強調しました。
また、会見に同席したクリストフ・デュビオリンピック統括部長は、大会本番を想定した新型コロナの感染対策を施したテストイベントでは選手から安全への好意的な評価を受けたとしたうえで「来週には感染対策をさらに細かく盛り込んだ『プレーブック』の最終版を公表する。どの点においても史上最も準備が整った大会だ」と述べて、安全安心な大会への自信を示しました。
また、
この日の
理事会では、
来月東京で
行われるIOC
総会に2032
年夏のオリンピックの
開催地としてオーストラリアのブリスベンを
推薦することを
決めました。
総会ではIOC委員による投票が行われる予定で、過半数の賛同を得て承認されれば、ブリスベンが開催地に決まります。