猛烈な
勢力で
中国やベトナム
などを
直撃した
台風11
号は、
熱帯低気圧に
変わりましたが
各地で
大きな被害を
出し、これまでに
合わせて45
人が
死亡しました。ベトナムの
国立気象センターは、
今後も
大気の
不安定な
状態が
続く見込みだとしていて、
引き続き土砂災害などに
警戒するよう
呼びかけています。
日本の気象庁によりますと、アメリカのJTWC=米軍合同台風警報センターが一時、最も強い階級の「スーパー台風」だと解析した台風11号は、8日に熱帯低気圧に変わりました。
この台風と、それに伴う土砂崩れや洪水により、これまでに、
▽ベトナムで21人
▽フィリピンで20人
▽中国で4人が
死亡しました。
7日に台風が上陸した首都ハノイでは、強風の影響で、至るところで屋根が吹き飛ばされたり、木が根元からなぎ倒されたりしていて、近くに住んでいる人たちなどが復旧作業に追われていました。
ベトナムの国立気象センターは、今後も大気の不安定な状態が続く見込みだとしていて、引き続き土砂災害などに警戒するよう呼びかけているほか、首都ハノイにある日本大使館も、渡航や滞在を予定している人たちに、二次災害に注意し安全確保に努めてほしいとしています。
フィリピン 20人死亡 26人行方不明
フィリピンの災害対策当局は、9月2日にフィリピン北部のルソン島に上陸した台風11号が各地に大雨を降らせて、洪水や土砂崩れが発生した結果、これまでに20人の死亡が確認され、26人の行方がわからなくなっていると発表しています。