韓国軍は、
北朝鮮が22
日夜、
首都ピョンヤン
近郊から
日本海に
向けて
弾道ミサイルを
発射し、
失敗したとみられると
明らかにしました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北朝鮮は、22日午後11時5分ごろ、ピョンヤン近郊の国際空港があるスナン(順安)付近から弾道ミサイルを発射したということです。
弾道ミサイルの種類や数は明らかになっておらず合同参謀本部は、発射は失敗したとみられるとしています。
スナンからの発射はことし9月に短距離弾道ミサイル2発が発射されて以来です。
北朝鮮は21日、軍事偵察衛星を打ち上げ、軌道に進入させることに成功したと発表したばかりです。
これに対し、韓国政府は、2018年に南北の緊張緩和を目指すとして前の政権が北朝鮮と結んだ軍事合意の効力を22日一部停止し、これによって韓国軍が、軍事境界線付近での北朝鮮に対する監視・偵察活動を再開していました。
北朝鮮は今月11日と14日に新型の中距離弾道ミサイルに使用する固体燃料式エンジンの初めての燃焼実験を実施して成功したとも発表していて、関係国がさらなる弾道ミサイルの発射などに警戒を続けています。