この品評会は松阪牛の生産者団体などが開いたもので、会場となった松阪市の農業公園では予選を勝ち抜いた50頭が審査されました。
審査は三重県の畜産研究所の研究員など9人が担当し、牛の体を触るなどして肉づきや毛並み、全体のバランスなどを確認していました。
そして審査の結果、三重県大紀町の中村一昭さんが育てた体重676キロの「ひろこの1」号が最も優秀な「優秀賞一席」に選ばれました。
審査のあとは、出品された牛の競りが行われ、「ひろこの1」号は、ことしの最高額となる3004万円で落札されました。
中村さんは、「予想もしていなかった高値で、びっくりしています。ふだんから世話をしてきた努力が結果につながってうれしいし、もっといい牛を育てていきたいです」と話していました。