厳しい経営が
続く広島県と
岡山県を
結ぶJR
芸備線の
一部区間について、
斉藤国土交通大臣はすべての
沿線自治体から
路線の
存続や
バスへの
転換などを
議論する
協議会に
参加する
意向が
示されたことを
受け、できるだけ
早く
協議会を
設置したいという
考えを
示しました。
全国の地方鉄道では多くの路線で赤字が続いていて、先月、自治体や鉄道事業者からの要請で路線の存続やバスへの転換などを議論する協議会を国が設置できることを盛り込んだ改正法が施行されました。
これを受けてJR西日本は芸備線の一部区間について協議会の設置を全国で初めて国に申請し、沿線自治体である広島県と庄原市、岡山県と新見市の2県2市は27日までにいずれも議論に参加する意向を示しました。
斉藤国土交通大臣は28日の閣議の後の会見で「具体的な協議会のあり方について検討したい」と述べてできるだけ早く協議会を設置したいという考えを示しました。
そのうえで、広島県から広域的な観点ではほかの沿線自治体とも議論ができるよう調整が必要だという意見が出されたため今後、広島市や三次市、安芸高田市の3つの市から意見を聞くことを検討する方針を明らかにしました。
斉藤大臣は3つの市に対して協議会への参加の意向なども確認することになるとした上でそれを踏まえて構成員など、具体的な協議会のあり方を検討したいという考えを示しました。