再逮捕されたのは、東京 江戸川区の自称 防水工、渥美遼馬容疑者(31)です。
ことし6月、交際相手で東京 江戸川区の会社員、野本結梨香さん(18)の遺体を山梨県内の山林に遺棄した疑いが持たれています。
容疑者は、中古車販売店から借りていた車を横領したとして先月、逮捕されていました。
事件をめぐっては、容疑者の同級生の堀俊哉容疑者(30)が、遺体を遺棄したとして先月28日に逮捕されていて、調べに対し、「渥美容疑者に依頼されて、一緒に山に行って遺棄した。言われるがままゆっくり走ったり、指示された場所で停車したりした」などと供述したということです。
調べに対して「堀容疑者が運転する車で遺体を山奥まで運び、遺棄したのは間違いない」と容疑を認めているということです。
容疑者の自宅や車からは、野本さんのものとみられる血痕が見つかっているということで、警視庁は野本さんが死亡したいきさつについても事情を知っているとみて詳しく調べることにしています。
渥美容疑者の親族「何をしているんだという気持ち」
渥美容疑者の親族の男性は、容疑者について「映画やゲームが好きで、人と話すのも好きなほうだと思う。よく一緒に食事に出かけたが、店で酔った客に絡まれている女性を助けるなど正義感が強くて優しい子だと思っていた」と話しました。
事件については「驚がくした。ほかの親族や友人も驚いていた。本当に『何をしているんだ』という気持ちだ」と話していました。
容疑者宅近くの飲食店関係者「驚きを隠せない」
渥美容疑者の自宅近くにある飲食店の関係者によりますと、容疑者は多いときで週に2回ほど友人などと店を訪れ、遺体を遺棄した疑いですでに逮捕されている堀俊哉容疑者(30)と来たこともあったということです。
最後に訪れたのはことしの5月ごろで、翌月に店を訪れるようメッセージを送ると、「泊まりの仕事が入っているので戻ったら顔を出す」と返信があったということです。
ことし7月にもメッセージを送りましたが、連絡がつかないままだったということです。
この店の関係者は「事件を起こしたと聞いて驚きを隠せない。そんなはずがないという思いが強く、涙が出そう。何があったのか知りたい」と話していました。