関係改善のための土台が作られたと評価したうえで、「速やかに対話を再開し、朝鮮半島の平和の定着に向けた議論の進展に期待する」としています。
南北の連絡ルートはことし7月に1年1か月ぶりに復旧しましたが、その2週間後、韓国とアメリカの合同軍事演習に反発した北朝鮮が再び遮断していました。
これについて北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、先月の演説で「朝鮮半島に揺るぎない平和が訪れることを願う、すべての民族の期待と念願を実現するための努力の一環だ」として、今月から連絡ルートを復旧させる考えを明らかにしていました。
4日朝、連絡ルートを復旧させると伝えた北朝鮮の国営メディアは「今後の明るい前途を切り開くうえで、重大な課題を解決するために積極的に努力すべきだ」と韓国側に求めています。
北朝鮮は先月以降、相次いでミサイルを発射してミサイル開発を推し進めていく姿勢を示しており、硬軟織り交ぜた対応で米韓に揺さぶりをかけるねらいがあるとみられます。